「彼がそんなことをするはずはない。そんな人ではない。」
とドラマなどで何か事件があると関係者からそんな言葉が出ることがある。
人間関係ではそのようなことを思ってもらうような付き合いが好ましい。
自分のことをさらけ出して、相手も同様にさらけ出して、お互いに信頼関係を作る。
それがお互いを結びつける。
密に結びつける。
そうなれば前述のような言葉が出てくる。
「そんなことするような人間じゃない。」
それは誠実にお互い接して作られる言葉だ。
百歩譲って彼がそんなことをしたのなら相当なことが彼に起こったのだ。
そんな思いを持ってもらうような信頼関係を築きたい。
「やっぱりそうか。あいつはそういうやつですよ。あいつがやったに違いない。」
自分をさらけ出すことによって、このように思われてしまう場合もある。
あいつはしょうがないやつだと思われていた場合だ。
こうならないように誠実に生きたい。
誠実さが人間を作る。
人間は自分だけが作るのではない。
客観的に周りからどう見られているかということによっても人間は作られる。
それらが自分の多くの部分を作る。
そのことを考えると、やはり誠実に正しい道を歩まなければならない。
周囲が誠実さを持っていると見るならば、それが自分を作る。
自分が周囲によって作られるということを意識していれば行いも自然と正しくなる。
「誰も見ていないと思うかもしれないが、お天道様だけは見ている。」
という言葉がある。
自分を律して生きる。
なかなかできないけれど目標とはしたい。
宮沢賢治「雨ニモマケズ」の最後の言葉。
サウイフモノニ
ワタシハナリタイ
(そういうものにわたしはなりたい)
2023/06/12
