「初心を忘れるべからず」
長く仕事をしていると経験がものをいうことがある。
それは良い点でもあり、悪い点でもある。
悪い点について考えてみる。
知らなければ進む道も似たような道を進んだ経験があると、
このような時はこのようになる。
だから、この道は進まない方が良い。
と決めてしまうことがある。
初めの頃は、そのようなことが上手く作用していくかもしれない。
しかし、それを繰り返していくと、いつの間にかまっすぐな一本道だけを歩んでいる。
そのことに気がつかない。
そして、その一本道がどんどんと先が細くなっていることにも気がつかない。
自分について考えてみる。
この仕事を始めた頃を思い出してみる。
塾を始めた頃、自分にとって生徒一人一人のことを思い、生徒が「分かった」と嬉しそうな顔をするを見るのが嬉しかった。
今もその気持ちは変わらないつもりだ。
でも何か違うのかもしれない。
年月が経った。
それだけではないだろう。
初心にもう一度かえってみる必要がある。
自分は、あの初めの頃のあの気持ちを年月が経ったということで
忘れてはいないだろうか。
今一度、初心に戻って新たな気持ちで熱意を持って生徒に接することを心がけなければならない。
自分にもう一度、強い気持ちで言わなければならない。
「初心を忘れるべからず 」