前回、子供が学校に行こうとすると体調が悪くなる話を書きました。
その方面についていろいろ勉強しているわけではないので、そのような場合はこのようにすればよいといった対処の仕方を言える立場ではありません。
ただ、学校に行こうとすると体調が悪くなってしまうというのは本当なのだということを理解してあげる必要があると言いたかったわけです。
体が拒否反応をしているわけです。
赤信号を送っていることに気づかなければなりません。
私は学校に行きたくなくなって登校拒否をした経験があるというわけではありません。
ただ、学校ではなく仕事上で同じような経験をしています。
私は会社に行こうとすると頭痛と吐き気がするようになりました。
そんな経験から学校に行こうとすると体調が悪くなるというのは理解できるのです。
私の場合は会社に行きたくないと思ったわけではなりません。
でも、体がどうも会社に行くことを拒否してしまったようです。
朝になって起きようとすると頭が痛くて吐き気がします。
立っていられない状態で横になっているしかありません。
横になっていても頭痛はなくなりません。
とりあえず会社に今日は休むということを伝えて、その後今日一日の仕事内容の指示を下の人にしてから布団に戻って寝るという日が続きました。
そんな状態の布団の中で自分の人生を考えました。
こんな生活の繰り返しで良いのだろうか。
私は会社を辞める決心をしました。
頭が痛くなって会社に行けなくなる前の2ヶ月間くらいは朝の8時から次の日の午前2・3時くらいまで仕事をしていました。
土日も休みはなくただ終了時刻が午後7時くらいという生活でした。
夕ご飯は仕事が終わって家に帰ってからですので早い朝ご飯のようでした。
ある時のことです。
食事の時に茶碗のご飯を食べようとして箸をご飯のところへ持っていきました。
すると箸がご飯のところにいかずに空振りでした。
自分の意志と体が一致していない。
この時さすがにヤバいなと感じました。
それから数日後に会社に行こうと朝起きると頭痛と吐き気がするようになりました。
当然、病院に行きました。
病院ではどこが悪いのか原因がつかめないので、とりあえず頭痛薬と吐き気止めを処方されました。
脳が関係しているかもしれないと言われ、脳研に行って脳の検査も行いました。
脳にも異常は見られませんでした。
そして、会社を辞めました。
その後、しばらく体調はいいとは言えませんでしたが、頭痛はなくなりました。
このような経験をしているので、拒否反応により体調が悪くなるのは起こりえることだということ。
まわりから見ると仮病のように見えるかもしれないけれど、本人は本当に体調が悪くて苦しんでいること。
そんなことが理解できるのです。