最近、生徒達が言う言葉で気になる言葉は「無理」。
以前、よく言われていた「めんどくさい」よりも今では多く言われるように感じる。
「めんどくさい」と同様に、問題を解こうとしたりする時に、始めに問題も見ないで「無理」と言う。
「できない」ということを示しているわけだけれど、当然、何も考えないで、問題も読まないで口にまず出す。
この「無理」というのは頭の中の思考回路を遮断してしまう言葉になる。
物事をこれから開拓していこうというのではなく、否定することから入っていくことになる。
「無理」が何か新しい事を起こす時の口癖になってしまっている。
可能性を否定しているようで、とても気になる。
否定的な言葉を繰り返していると、どんどん悪い「気」を集めてしまう。
はじめは自信がないから、やりたくないから、で言っていた言葉かもしれない。
でも、それが口癖になってしまうと、自分の能力をマイナス方向へ導いてしまう。
そして、そのことの重大さが分かっていない。
だから、容易に「無理」を使う。
生徒に「無理」を容易に使わないようにした方が良いと言ってもなかなか理解してもらえない。
残念だ。