目標をどの位の所に設定すればよいのか、決めるのはむずかしいことです。
現状の自分の力よりも下に目標を設定することはないので、どの位高い所に設定するかということになります。
あまりに遠く離れた高い所を目標に設定すると、現状から離れすぎているので現実感がなく目標としにくくなります。
かといって、少しがんばれば手に届くような目標にしてしまうと、逆に目標に向かってがんばろうという気持ちがなくなってしまいます。
そこで、あくまでも最終目標は高く持ち、そこまで行くためのステップを細かく区切って、それぞれを目標としていくのがよい方法となります。
一輪車の練習の時にペダルをこぎながら、柵などに向かって手を差し伸べていく感覚で、ひとつひとつの目標に手を差し伸べてクリアしていきます。
このようにして、ひとつひとつの目標をクリアして、高い目標に近づいていくのが理想的な目標達成法となります。
一輪車の練習では、子どもの手を握って補助していたのが、だんだんと補助しなくても一人で数メートルでも乗れるようになっていきます。
この姿は目標に向かって、少しずつ前進していく姿と同じです。
最後は、やったという達成感が待っています。