今の時期、スーパーなどには、受験向けのゴロ合わせのお菓子などが数多く店頭に並んでいる。
縁起かつぎは、シャレで楽しむならいいけれど、真剣に受験のために、などと考えると逆効果になることがある。
たとえば、受験にカツということで、試験前日にトンカツを丸ごとおかずにして、縁起をかつぐ。
でも、その結果、試験日にお腹の調子が悪くなってしまって、実力を発揮できなかった。
何てこともある。
今は結構、カツはお腹にたまるので、試験日は食べない方がよいなんて、言われていたりもする。
ただ、受験する当事者より、周囲の者の方が何かしたいので、色々縁起物というものを探してくる。
そして、これがいいとか言って、受験者本人に与えたり、させたりしようとすることは多い。
受験者本人も入試によいということは、何でもしようという気持ちになっているので、言われたことは素直に言われた通りにしようとする。
そのことが、いつもと違うことをすることになり、逆効果になってしまうことがある。
お守りなどは体調に影響するものではないので、悪影響ということはない。
けれども、食べ物関係や運動関係などでは、度が過ぎると体調を崩して受験に逆効果ということになってしまう。
たとえば、チョコレートは脳によいのでと、食べ過ぎて気持ち悪くなってしまう。
お風呂に入ると、脳への血流がよくなるのでと、朝風呂に入って、風邪をひいてしまう。
このようにならないよう、注意しなければならない。
トイレ関係は、いちばん心配しなければならないことのひとつになる。
試験中にトイレに行きたくなるような状態は避けなければならない。
そこで、縁起かつぎも食べ物、飲み物については注意しなければならないということになる。
結局は、普段通り、普通がいちばんよいということになる。
試験前は、普通に生活する。
普通に生活できるようにする。
それが、いちばんよいのだろう。