「SP革命篇」、これは面白かった。
前回の「SP野望篇」がただアクションが目立っただけの映画だったので、ちょっと失望していた。
だから、テレビのスペシャル「革命前日」もそれほど気にしていなかった。
つまり、今回の「SP革命篇」に期待をしていなかった。
映画上映に合わせたテレビのスペシャル「革命前日」は、それほど気にしていなかった。
テレビで以前にSPのスペシャルが放映された時に、ひどく裏切られた記憶があるからだ。
スペシャルを楽しみにして観たところ、スペシャルといっても、ただ、今までのストリーの要点をつなげているだけというひどいスペシャルだった。
今まで、SPを観たことがない人や、観忘れた所がある人のためという感じだった。
SPを全部観ているファンには新鮮味がないスペシャルだった。
だから、今回のテレビのスペシャル「革命前日」も映画上映に合わせて、ただ前回の映画「野望篇」を放映するだけだと思っていたので、そんなに気にしていなかった。
一応、録画した物を観てみるか、というような感じで早送りをしてみると、映画「野望篇」のラストシーンから、物語が長く続いている。
これは観なければ、と思わずテレビの前にしっかり座った。
テレビの「革命前日」を見ると、新たなことが分かる作品になっていた。
映画「革命篇」はこの「革命前日」を観ていなくても十分楽しめるように作られていた。
映画「革命篇」は井上(岡田准一)よりも尾形(堤真一)の生き様の物語だ。
「大儀のため」なのか、ただの「復讐のため」なのか、ただ利用されているだけなのか、利用されているようにみせているのか、戻れない自分を戻してもらいたいのか、
尾形の人生は何だったのか、
考えると、悲しい物語だ。
また、いろいろと解決されていない謎も残ったままだ。
観終わって、いろいろと考えなければならない映画だった。
でも、だから面白かった、と言える。