ふたご座流星群H24 | 小川村塾ブログ

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 仕事が終わって、塾を出たのが深夜1時。
 確か今日は午前2時頃が、ふたご座流星群の見頃だと聞いていた。

 だから、いつもよりも夜空を見上げ、星をしっかりと見ながら歩いた。

 改めて、しっかりと星を見ると、今の時期はとても綺麗に星が見える。
 オリオン座なんて、立体的に3Dでせまってくる。

 ずっと星を見ながら歩いた。
 確か、どの方向を見ても流星は見られると聞いた。

 星は綺麗に瞬いているが、流星はいっこうに見られない。
 5分くらい星を見上げて歩いていると、東の空をひとつの光の線が地平線に消えていった。
 「あっ、今のは…」
 と思ったけれど、はっきり流星だ、と言えない。

 こうなったら、しっかり流星を見るしかない。
 そう思って、道の端に止まって、夜空をじっと見ることにした。

 人が見たら、変な人と思われて、警察に通報される可能性もある。
 まあ、ふたご座流星群のことを知っている人ならば、おお流星を見ているな、と思ってくれるだろうが。
 そんな人ばかりではないだろう。

 そんなことを思いながらも、流星を見ることに本腰を入れた。
 まだ、晩ご飯も食べていないので、お腹は減りすぎて気持ち悪くなりかけているけれど、その上、寒さもこたえてきているけれど。

 流星をしっかり見たいという気持ちの方が勝ってしまっている。

 そこで立って夜空を見ること、約10分間。
 おかげで、5個の流星を見ることができた。

 星を見るのは神秘的。
 その神秘的な星の中を、流星がひとすじ線を描いて、線香花火が落ちるように、夜空に消えていく。

 寒さに震えながら、神秘さは寒さが似合うと実感して帰宅した。
 心は暖かくなる帰路だった。