この 投稿記事では、
なかなか 35歳を迎える 年齢なので
理解して もらえないのかも知れませんが、
僕の 12歳から止まったままの、
精神年齢の状態について 書き綴ってみたいと思います。
僕が 唯一、他の子供達と同じように
教育を受けられたり、毎日、友達と遊んだり
交流できたのは 岡山の高校の一年間くらいでした。
この一年間ですら、入学した時から
もう 線維筋痛症の痛みは 始まっていたので、
周りの生徒達との 交流や会話は 極端に少なく、
行動範囲も かなり限られていたものでした。
体育祭や 修学旅行などの行事にも
一人だけ 参加できず、若い頃に たったの数回しか
経験できないイベントを 楽しんでいる同級生たちを
いつも 遠回しに 見つめていたものでした。
以前、知り合いの方に
「松下くんは ピーターパン症候群ではないの?」 と
聴かれた事が ありますが、ピーターパン症候群は
厳しい大人の社会で 生きていく現実から、
目を背けるために 子供に戻りたい願望が 現れていく症状です。
僕は ピーターパン症候群と似ている様で、
中身は まったくと言っていいほど 違っていました。
大人が 無垢で純粋だった、
子供の頃へと 戻りたいと 想うのではなく
子供で 心の成長が止まったままなのです…。
小学校を卒業したばかりの 12歳の頃から
人生経験も、教育も、友達と遊んだ事も
人との交流や 会話した事も、35歳を迎えるまで
今までの間 ほとんど 何もありませんでした。
思春期も反抗期も わずかな時間しか 経験していません。
義務教育も 何ひとつ、受けられませんでした…。
痛みが治ると、ようやく 12歳から
失ってきた人生を 取り戻せる… と 言うより、
ようやく、12歳から 止まったままだった時間が
正確に 動き始めた…と 言った方が 正解かもしれません。
経験する事は 何もかも 12歳以来で
お酒を飲んだ事も 煙草も吸った事もなく、友達と
カラオケや合コン、今はあるのか わかりませんが、
プリクラの様な写真を 撮った事もありません。
友達と レストランに行ったことも 横浜に引っ越してから、一度だけでした。
僕が小学生だった、90年代の 地方の子供は、
今どきの子供の様に、放課後、当たり前の様に
カラオケに通って 流行りの曲を歌ったり
ファミレスに行くことも なかった。
インターネットの世界での 出会いもなく、
狭い視野の中で 生活しなければならなヵった。
人との会話も あまりした経験がないため、
普段は 大人の様に 落ち着いた口調で
無理をして 話しているのですが、本当は
幼い子供みたいな口調で 少年漫画や アニメの話で、
一緒に 楽しく盛り上がりたいです。
一般的な 30代の大人たちの様に
仕事帰りに ビールで 乾杯しに、飲み屋に行ったり
慣れてきた 結婚生活や 子育ての話などで
お酒で酔いながら 語り合うのではなく、
12、13歳の子供達と 同じように
サッカーボールを持って 近所の公園へ行き、
思う存分に 日が暮れるまで、走り回りたいです。
鬼ごっこや かくれんぼとかも、久しぶりにしてみたいな、と
小さい頃を 思い出していました。
漢字の読み書きも ほとんど習っていないので
大学の教科書に 書かれている様な
難しい漢字は、読めない文字ばかりだと思います。
飲み物も お酒やビールは、小さい頃に
父さんが ふざけて 一口だけ、飲ませてくれただけで、
35歳になる年齢でも お酒に酔うという感覚も
まったく分からずに オレンジジュースばかり飲んでいます。
煙草なんて 恐ろしくて 手にも取りたくありません。
ただでさえ、「 10代の頃の 心と身体の成長期 」は
たったの一年間 育った月日が違うだけで
とても 大人びて見えたり、とても 幼くも 見えてしまう年頃です。
中学校の入学式の時、たった 一学年上な
だけなのに、上級生たちは
はるか年上の様に、大人びて見えて
思わず 緊張してしまっていた事を 記憶しています。
大学に入れば、周りの 18歳、19歳の
若者たちは みんな 5歳くらい年上の
お兄さん、お姉さんに 見えてしまうと思います。
授業中も 一人だけ 周りの学力に ついていけずに
すぐに置き去りに されてしまうでしょう…。
今は 無理をして 落ち着いた 大人のふりを
装っていますが 他の子供達の様に、
恵まれた環境を 与えられて
「 これからは 我慢せずに、子供の姿で
遊んでいいんだよ…。 」 と 周りの人達に
「 本当の僕の姿 」 を、認めて欲しいです。
12歳の子供で 成長が止まったままの、
本当の自分の姿で 友達と テレビゲームをしたり、
外に飛び出して サッカーボールを蹴って
夜になるまで 思う存分、はしゃぎまわってみたいです。
小学校を 卒業してから 趣味や習い事なども
何もしていなかったので 自分に
どんな才能があるのか、何が特技なのか、
向いているのかも まったく分からないので
他の12歳の子供の様に 全てが 手探りの状態です。
僕の 紙の書籍を 読んでくださった方達に
「文章も しっかり書けてるし、松下くんは
立派な大人だよ。」 と 褒め言葉を 数多く頂いて
大変、嬉しく思います…。
ですが、僕は これまで仕方なく、無理をして
しっかり者の大人を 演じてくるしかなかっただけなのです。
約20年間もの月日を 暗闇の中で過ごし、
怯えて 泣きじゃくっている、小さな子供の姿が
僕の飾らない ありのままの、「 本当の自分の姿 」です。
仮に 線維筋痛症が完治して、元の恵まれた環境に
戻れるとしても、12歳の中学生からではなく、
いきなり 大学生からのスタートになります。
12歳から 訳も分からずに 23年間も
痛みと孤独の中で 耐え続けてきたかと 思えば、
今度は 休む間もなく、周囲は 18、19歳ばかりの
成人の日が 間近に迫っている、もうすぐ
大人として 扱われる年代の 若者たちの中に
幼い子供が たった一人だけ 放り込まれてしまいます。
おそらく 授業内容や 学力どころか、
日常会話さえも まったく ついていけなくて、
孤立してしまうと思います。
無理をして 大人のふりを演じ続けるのも
もう 疲れ切っていて 限界です…。
カラオケに行った事もない、プリクラを
撮った事もない、ファミレスに 友達と
食事に出かけたのも つい最近 一度だけ…。
修学旅行の思い出も 小学生の頃に たったの一度だけでした。
高校一年生の 通学していた 約一年間以外の、
闘病生活を送っていた 22年間は
友達と遊んだ事も ほとんど 何も経験できなかったので
「 友達と一緒に遊ぶ 」 という感覚も
正直に言うと、よく分からなくて 困り果てています。
12歳から 恋愛経験も 何もないどころか、
女性と会話した事さえ たったの 数十回ほど
しかないので 「異性を好きになる。」、
「女の子を見て ドキドキする。」 という感覚も
数え切れないほど 恋愛映画や ドラマを
観賞しましたが、未だに よく理解できていないです…。
まずは 思春期と 反抗期を経験していく事から
始めていかなければ どうしようもない…と考えています。
闘病記に 書き綴っていたように、
ジブリアニメの 「 耳をすませば 」 を
30代になっても 10代の頃と 同じ様な感覚で
時間がある時は、よく観賞しています。
この年齢になっても あの頃と 何ひとつ変わる事なく
「 憧れの理想的な 中学校生活 」 を
一日中、時間が許す限り 思い描き続けていました。
闘病記に 何度も、登場していた 「 春の季節 」 も
空想の世界に いつも現れる、見慣れた景色は
何歳になっても 中学校生活のままでした。
岡山の高校は 12歳以来の 学校生活だったので
高校生として ではなく、僕にとっては
ようやく 中学一年生から、久々に
学校生活を過ごしている様な 不思議な感覚でした。
高校の入学式でも、「やっと 中学校生活が始まったんだ、」
という想いを 密かに抱いていました。
中学一年生が 僕にとっての 最終学歴の様なものだったのです…。
このような想いから
どれだけの年月が経っても 「春の季節」 の世界では
映し出される 学校生活は 中学生のままだったのです。
中学校から先の、未来の景色や
少しずつ 大人へと 成長していく自分の姿を
想像する事が 何ひとつ できなかったのでした。
僕の見た目も とても 幼く見えてしまう様で
どこに出かけても、話しかけてくれる人達から
必ずと 言ってもいいほど
「学生さんですか?」 と 聞かれてしまいます。
つい最近も 知り合った方に
「20歳くらいだと 思っていたよ。」 と
言われて お互い 笑い合ってしまいました。
中学一年生… 13歳頃の幼さから、僕自身が これから、
どの様な 経験を通して 成長していくのか、
どんな人間になっていくのか、いくら 考えても
真っ暗な部屋の中では 答えは分かりませんでした。
この数年間で、何回か 30代の方達と
お話する 機会があったのですが
僕と 同じ年代の方なのに、無意識のうちに
自分より 20歳くらい年上の お父さん、お母さんの世代と
会話している様な 気分になっていました。
おそらく 小学校の同窓会に 出席すると、
すっかり 大人の姿になった、周りの同級生たちが、
みんな お父さん、お母さんの様に 見えてしまうと思います。
同級生たちの、小学校 高学年くらいに
成長した、息子さんや 娘さんを見て、
「友達に なりたいな…。いっしょに、テレビゲームでも
して遊びたいな…。」 と 思ってしまうはずです。
治療法が見つかって、奇跡的に
回復する事ができれば まずは 焦らずに
12歳から 学んでいくはずだったものを、
ひとつひとつ、周りのサポートを受けられながら
経験して いきたいです。
もう 35歳だから、早く 大人にならないと…
と 焦って 大学に入り、いきなり
他の18、19歳の生徒達に 合わせようとすると、
頭がパニック状態に なってしまうだけだと思います。
今まで ほとんど 一人ぼっちで 生きてきたのに
突然、生徒数 5千人以上もいる、
大学のキャンパスの中に 入っただけで
怯えて 教室の隅っこで 震えているだけになると思います。
これまでの事情を 支援してくださる人達に
包み隠さずに お話して、適切な サポートを受けられながら、
長い月日をかけて ひとりの大人へと
一歩ずつ、一歩ずつ 成長していけたら…
と 希望を持っています。
ご迷惑を おかけしてしまいますが、
たくさんの 心優しい人達の助けを 必要としています…。
どうか、よろしく お願いいたします。