奥澤 寛 ~Hirosi Okuzawa~
称号:渋川 メイ
役職:備品係ビデオ班
主なポジション:右0、左0
午前7時、いつものように起床する。
べつに、学校まで近いので、早起きする理由なんてないのだが、
彼の座右の銘が、早寝早起きなので、
いつもこの時間に起きる。
「今日も怠惰で億劫な1日が始まるのか‥‥」
高校に入学したいいものの、
同じことの繰り返しに飽き飽きしていた。
そんなある日、部活勧誘で水泳部に勧誘された。
本校は部活が豊富で、アメフト部に入ろうとしていた彼は、最初断ろうとしていた。
ところが、どうしても来てくれと言うので、
しかたなくついていってやった。
最初はそんなもんだった。
「水泳部にはいるしかない!」
彼がそう思うようになったのは、部活見学からまもなくしてだった。
1回部活見学しただけで、彼は水球にほれこんだ。
なんだ、このスポーツは。単純なようで奥が深い!
この俺にピッタリだ。
そう確信した彼は、入部を決意した。
しかしこのとき、彼がチャイ語の成績がいいことを、誰も知るよしもなかった。
第一章 完