現代社会では、赤ちゃんは、生まれた時から身近にテレビのある環境で育ちます。


最初はただ画面を眺めているだけですが、1歳頃からテレビの内容について質問したりして、テレピヘの反応が大きく変わってきます。 このとき、母親としての対応が大切になってきます。


ある調査では、1歳児のテレビの平均視聴時間は2時間という結果があります。日本人全体の平均視聴時間は1日3時間18分ということなので、1歳児でもかなり長い時間、テレビを見ていることになります。


ずっとテレビをつけたままにしておくのは良くありません。 親が見る見ないのけじめを、きちんとつける必要があります。
テレビ中心の生活では、親子の対話時間も減ってしまいます。食事の時はテレビを消して、親子のコミュニケーションと、食べることに集中する必要があります。


また、赤ちゃんの頃から1日長時間もテレビ見ていた子供は、成長してからも、延々とテレビゲームなどで遊んでしまう傾向があることもわかってきました。

将来、自分でテレビと上手に付き合えるように、赤ちゃんのうちから注意する必要があるのです。


但し、全くテレビを見てはいけないというわけではありません。テレビは子供とのコミュニケーションのきっかけとなることがあるからで、1歳頃になると、テレビを見て質問をしたりして、それが親子の積極的な会話につながるのです。


そしてこれはまた、子供が他の人とコミュニケーションを取ろうとしている証なのです。そういう時になったら、一緒に歌ったり踊ったりして楽しむことが大切です。


まわりに共感してくれる人がいないことが続くと、次第に無反応でテレビを見るようになってしまい、将来の人間形成に影響を与える危険性もあります。


赤ちゃんは、テレビを見ている間も、親とのコミュニケーションを求めているといえるのです。



赤ちゃんはまだ抵抗力が強くないので、健康に注意する必要があります → 赤ちゃんの病気の予防と治療

1歳半-2歳前後の子どもは、お友達を引っかいたり、噛みついたりして、相手を傷つけてしまうことが良くあります。このような行動は、やった側もやられた側、そして親にとっても辛い問題となります。


この頃の子どもは、自我が芽生え、何でも自分でしたい、という思いであふれており、とても欲張りになってきます。また、だんだんとお友達にも興味が出てきて、関わりたいという気持ちを持ち始める時期です。お友達と一緒に遊びたいけど、まだうまく相手に言葉で伝えることができず、遊びたい気持ちが先に出て、噛んでしまうことがあります。


お友達の持っているおもちゃが欲しい、その一方で、まだこのおもちゃで遊んでいたい、とお互いが思っていても、言葉ではそれぞれの気持ちをうまく伝えることができません。また、人との関わり方もまだ十分でないので、手を出すことによって、相手に伝えようとしてしまうのです。


子ども同士で、好きなおもちゃを横取りしたり、すぐにけんかになったりすると、「うちの子はわがままなのかな」、「乱暴な大人になるのでは」、などと不安になってしまうかもしれませんが、これらの行動は、子どもがしっかりと成長している証拠と言えます。


引っかいたり、噛み付いたりは、大きくなってもずっと続くわけではありません。もっと言葉が話せるようになり、大きくなれば、自然になくなるものです。もしかして愛情が不足しているのでは・・・、と心配することは全くありません。

授乳中のお母さんは、食べたものがそのままおっぱいとなって、赤ちゃんの体に入るということで、いろいろと気を使うと思います。


コーヒーには、カフェインが含まれていますが、赤ちゃんのためには、全く飲んではいけないのでしょうか?慌しい子育ての中で、唯一の楽しみが“コーヒータイム”というお母さんも多いでしょう。


やはり、コーヒーのカフェインは、母乳を通じて赤ちゃんに伝わってしまいます。毎日、何杯も濃いめのコーヒーを飲んでいると、赤ちゃんは不機嫌になったり、なかなか眠れなくなったりしてしまいます。しかし、授乳中は、絶対にコーヒーを飲んではダメ、というわけではありません。好きなモノや楽しみを我慢すると、ストレスがたまり、子育てに悪影響を与えたり、母乳の出も悪くなったりします。コーヒーを飲む時は、薄めのものを1日1?2杯程度にしましょう。子育て中でも、くつろげる自分だけの時間は大切です。


また、授乳中に、インフルエンザの予防接種を受けても良いのか、と疑問に思う人もいると思います。授乳中でも、インフルエンザの予防接種は接種できます。もし、インフルエンザにお母さんがかかってしまったら、本人だけでなく、小さな赤ちゃんも大変なことになります。婦人科で受けなくても、体調が良い時に受けてください。


インフルエンザ予防接種は、抗体が体内につくられるまで約3週間かかります。そのため、なるべく早めに受けるようにしましょう。ただし、予防接種を受けたら、感染を100%防げるわけではないので、外出時のマスク着用や、帰宅後のうがい手洗いは忘れずにしてください。