服屋に置かれている雑誌で

「うちのこの服はこの雑誌の掲載されているものです!」

っていうポップは逆に買いづらくなると思う。



ケンジだ!




昔の僕を知らない人に話すと信じてもらえないけど

僕はコンプレックスの塊だった。



生まれつきの強い天然パーマでからかわれ

自分の体重で足が痛くなるほどのデブで笑われ

活舌が悪くて上手く喋れず馬鹿にされ

いじめられ

好きな女の子にはフラれ続け

学校に行かなくなることも多かった青春時代。



「変わりたい」



ある日、そう決心し

バスケを始めたり

ギターを始めたり

お笑いのトークを勉強したり

ファッション誌やヘア雑誌を読み漁った日々・・・

しかし

「髪型ヘンじゃね?」

「服ヘンだよ」

「香水つけすぎ」

「キモい」

胸をえぐるような罵声を浴び

失敗を繰り返しながら試行錯誤しながら

今日まできた。






なにが僕を挑戦させたのか・・・

それは

「モテたい」

という超不純かつ男として本能的な動機だった。

もっと分かりやすくすれば

「宮崎あおいや田中美穂と付き合って×××したい!」

ということしか考えてなかったんですよ。



そんな僕が雑誌のモデルとかやったら

「世の中、捨てたモンじゃねえぞ」

って言えるんじゃないのか?

世の悩める男子に。

そして過去の僕に。



よし、やるぞ!

やってやるぞー!

(木村カエラと×××を!)


ということで女性誌「BLENDA」のメンズモデルに応募することに。

まずは全身写真の撮影から↓


$拝啓、外国人さま。


いや、全然だめ。

なにこれ。

こんなありきたりな服装じゃダメでしょ。

てか、顔わからないじゃん。

撮り直し!


拝啓、外国人さま。


そうそう。

これくらい斬新なファッションじゃないと

ファッションリーダーになれないでしょ。

ちょっと前の写真だけど

これくらいなら26歳って言ってもバレないっしょ。

よし、全身写真はこれで決まり!



次はバストアップか・・・


拝啓、外国人さま。


いや普通。

普通だよキミ。

全然、個性がないよ。

仕方ないから何か持ってみようか。


拝啓、外国人さま。


はいはい、カメラやってます的なね。

(使い方わかんないけど)

もしモデル落ちても

最悪カメラのCMもいけます的なね。

無理でしょ。キムタクの次は無理でしょ。

次!


拝啓、外国人さま。


やらしい!

おまえやらしいよ!

人間の底辺っていうか

媚売るのもここまで行くと気持ちいいくらいのクズだよ!

でも、とりあえずこれはキープしとこうか。

(やっぱりクズだこの人)



・・・待てよ。待てよケンジ。

そもそも「イケメン」って何だ?

顔がいいだけならそれでイケメンなのか?



顔いい

イケメン

モデル

モテ

パリス・ヒルトンと×××




許さん・・・

そんな事実は断じて許さんぞ腐れイケメンども!

イケメンとはイケてない状況でも

イケてる表情、発言、生き方ができるのが

真のイケメンじゃないのか?!

今こそイケメンの公式を決定する時が来たんじゃないのか?!

イケメンに農民一揆を!

モデル界に下剋上を起こしてくれるわ!

我が家に何かイケてない状況をつくりだすモノはないのか?!

・・・あった!!!これだ!!!

これを投入したあと爽やかなイケてる表情を炸裂させてくれるわ!


拝啓、外国人さま。


「七味」


拝啓、外国人さま。


はい、投入。


拝啓、外国人さま。


もっといっちゃいましょう


拝啓、外国人さま。


「おえっ・・」


拝啓、外国人さま。


「ぶっほぉっ・・・!」


拝啓、外国人さま。


「・・・!!!」










$拝啓、外国人さま。


[応募プロフィール]

(名前)
中川謙次
(年齢)
26歳
(身長)
170センチ
(体重)
60キロ
(特技)
赤いウ○コだせます。