The Journal of Ohio
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台湾研修レポート

今回初めて、台湾を訪れた。中国の上海に行ったことがあるが、同じ中国語圏でも国の制度や国民の豊かさ等の違いは明確であった。上海では警察官が多く、中心街をちょっと出たらスラムみたいなところである。これに対して、台湾は治安が良く、街並みは比較的きれいである。『台湾』で読んだ通り、ホストファミリーと一緒に行った海岸沿いは「イラ・フォルマサ」という名前にふさわしく、美しかった。また、今回は個人としてではなく、団体として行ったので、個人では絶対に訪れることができない交流協会や亜東関係協会、政治大学、台湾大学で台湾人の政治や経済等の知見を伺うことができた。今回の台湾研修で、一番思ったのは、台湾人は、日本のことによく精通しており、日本人に対して温かい感情を持っていることである。東日本大震災の際にも、いち早く救援隊を派遣したり、安い物価にも関わらず数十億円の寄付が寄せたりした。なぜここまで、もともとは植民地時代に宗主国であった日本に優しくするのか、自分は不思議に思い、考えた。ヒントとなるのは、イギリスのパーマーストーン外相の言葉「大英帝国にとって永遠の同盟国・敵対国はない。国益のみが永遠。」であると思う。すなわち、台湾は日本と単に友好関係を築きたいのではなく、日本と民間レベルでの交流を促進することで、経済面において国益にかなうと思っているからである。これは要するに中国へのけん制である。対する日本人は鳩山政権の友愛外交といったように、国家という座標軸がないために、戦略的な外交ができていない。それは、政治家だけでなく、一般人のレベルでもそう言えると思う。国家という概念がないのも、台湾みたいに中国といった直接的な外部の不安定要因がなく、豊かに暮らしていける社会だからである。しかし、これからの東アジアでは、北朝鮮の核兵器や中国の軍事的・経済的圧力が日本を脅かさす不安定要因となるであろう。東アジアの安定と繁栄のためにも、アジアで最も民主的な経済大国・日本がリーダーシップを取る必要がある。そのためにも、日米同盟のみならず、中国の周辺国と協調する必要がある。しかし、その際は、友好関係のための国益ではなく、台湾みたいに国益のための友好関係を築くことが肝心である。たとえば、先日先送りが決定されたTPP(実質日米FTA)なんかも、日本がアメリカの機嫌(関税が撤廃され、オバマ大統領が5年で輸出を倍増するというアメリカから大量の財・サービスが輸入され、アメリカの貿易収支が黒字となり、円高ドル安となり、日本の貿易収支は赤字になる。)を取るためのものであり、国益には全く沿わず、デフレが深刻化するだけである。日本の政策当局者も台湾のように、国家という概念を持ち、もう少し危機意識を持って戦略的に友好関係を築くべきである。

多くの人に知ってほしい。

多くの人に知ってほしい。台湾は日本と国交を持っていない為、自己責任で救援隊を派遣していることを。日本の5分の1の人口&300円もあればお腹いっぱい食べれる物価の国においてチャリティー番組で23億円の寄付が集まったことを。台湾の気持ちを多くの人に知ってほしい。

地震に関して

シンガポールと台湾の報告はもう少し落ち着いてから、書きます。

地震に関して、twitter上で感銘を受けたつぶやきを紹介します。


(以下引用)


学生へのメッセージ。いま本気で世の中のためになりたいと思うのなら、ボランティアもいいが、それより、いまから卒業まで生活を変え、毎日「死ぬほど」勉強してほしい。手に職をつけ、心に知恵をつけ、人の役にたつ職業人として自立してほしい。-神戸の震災の日から本気で勉強を始めた元学生より。



一学生として、今は勉強に専念します。


一刻も早く、この国がこの困難を乗り切ることを切に願います。

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