⚾Uganda Baseball diary⚾

⚾Uganda Baseball diary⚾

ある和歌山大学硬式野球部員が、ただいま青年海外協力隊短期ボランティアとしてウガンダで野球の指導をしています。ウガンダ野球の発展に向けた日々の取り組みを不定期ながら更新します。ウガンダ野球について少しでも知ってもらい、興味を持ってもらえると嬉しいです。

Amebaでブログを始めよう!
こんばんは。




ただいま和歌山大学硬式野球部は沖縄キャンプに行っている模様ですね。


2年前が懐かしいと感じています。


1日中12時間ほど野球に打ち込んだ日はあの時以外なかったなーと。


あの素晴らしい環境で野球ができることに感謝し、4月からのリーグ戦に向けて最後の追い込み頑張ってほしいと思います。






ということでウガンダとは違う話から入りましたが…。


今回は先週の試合について書かせていただきます。



前に書かせていただいたように先週12日、ウガンダの国内リーグが開幕しました。


開幕式の様子です。





交通費が問題となるのでこの日に試合のある3チームだけでの開会式。


2年ぶりということもあり、ウガンダ野球協会、選手、全員が一同となり気合が入っている様子でした。






開幕試合はシェアリング VS チャンボゴ。


ともに首都カンパラのチームであり、前回のリーグ戦では上位を占めていたチームです。



結果は1-8でシェアリングの勝利。



この2年間の練習の差が出たのだろうといった試合でした。










そして2試合目。

我らがガヤザ VS チャンボゴ。


リーグ戦では交通費を浮かすため、すべてのチームが1日ずつダブルヘッダーの日を設けています。




ガヤザは前回のリーグ戦まで万年最下位。


チャンボゴ、シェアリングには10点差、20点差をつけられるチームでした。


このリーグ戦が始まる前の野球協会のミーティングでも、「10点差以上があくのだから、ガヤザの試合は15歳以下にするか、参加させないでおこう。」と言われたほど。


指導者として悔しかったし、見返してやろうと練習に取り組んできました。





試合自体は野球協会の予想を裏返す展開。



中盤5回まで0-0の投手戦。





両チームとも緊張感を持ち、ガチンコで必死に戦っていました。



均衡が破れたのは6回裏チャンボゴの攻撃。


フォアボール、ヒットなどで一気に4得点。




いつも劣勢になるとすぐに諦めるガヤザの選手たち。


このまま試合が終わるのかなと思われました。




しかし直後の7回表。


ヒット、盗塁、エラーで得た得点を皮切りに4得点。



試合は振り出しに。

その裏、テンポよく三者凡退。



そしてここから誰もが予想しない展開に。




8回表。


先頭バッターがエラーで出塁すると、打線がつながりまたもや4得点。





まさかまさかのガヤザ4点リードで終盤8,9回へ。




いままで強豪に好試合を演じれたことのない選手たち。


初めての展開で舞い上がってしまったのか、勝ちを確信してしまったのか…。



8回裏フォアボールで出たランナーを返され2失点。



そして9回裏。


エラー3つが絡み、3失点…。





サヨナラ負けでした。







しかし、強豪相手にあと一歩まで追い詰めることができ、野球協会のスタッフからは称賛の声が。




僕自身も普段試合についても褒めることは少ないのですが、今回はよくやったと褒めました。


初めての経験で最後に気が緩んでしまったのは仕方がないでしょう。


次にしっかりと活かしてもらえれば、今回の負けの意味はあるのかなと思います。





またこうしてリーグを行うことができ、選手たちは本気でする野球の楽しさを感じている様子でした。


いままでにない目の色で戦い、集中していたと思います。


笑い、満足であるという楽しさではなく、悔しさ・しんどさを味わいながらも耐えながら、手に汗を握って戦うゲームの面白さ。


リーグならではだと思います。


この1年間どこのチームもトライ&エラーを繰り返し、技術の向上を図るとともに、人間的な成長に繋がればと願います。






リーグについては、本来ならこの12日の初戦が自分にとっての集大成でした。


しかし、こうしてガヤザが成長した姿を見せることができ、多くの人に認めてもらうことができました。


そして、長期隊員の長谷さん、野球協会のご厚意もあり、日程変更し25日もう一度指揮をとらせていただけることになりました。



すごくありがたいことだなと感じています。



しかし次が本当にラストの試合。


リトルリーグ世界選手権に出るチームとの対戦です。


かなり強いですが、勝ちたいと思います。



後悔のないよう、また選手とともに一喜一憂を共有しながら戦いたいと思います。





今回も読んでいただきありがとうございました。


すみませんが、写真は今回のゲームのものではありません。




うぇばれにょ~