一応、コロナウィルスについてのコメントをしておきたいと思います。考え方には様々ありますので、あくまで、私の意見です。

 

 

 

まず、加藤厚労大臣が、「コロナウィルスにの感染は新たなフェイズに入った」と発表しました。つまり、封じ込めには失敗したので、いつどこで感染が発生しても不思議ではない。もうすでに広がってる可能性は高いということです。

 

政府もそれを考えて次のステップとして、この感染者を急激に増やさないよう、ピークをいかに分散して、病院の受け入れ態勢が、キャパオーバーにならないように考えています。つまり、武漢のようにドッと広まると、対応出来ず、それが、次の感染者を招いて、急激に増えるので、時間をかけて長く感染の広まりを作るということです。一人一人に個別に対応できれば、蔓延するのを防ぐことができる。一般の方には手洗い、マスクで広がる時間を遅くする。という作戦です。

 

このことは、一般の人からすれば、インフルエンザとかの対応と基本同じということです。致死率を考えても、インフルエンザと同等程度。80%が軽症というのは、(40度の熱が出るのを軽症というのか分かりませんが、)インフルエンザでも40度近い熱が出る人はザラにいます。ですので、一般の人はインフルエンザと同じ対応で問題ないということです。

 

日本国内で毎年、年間2000人から3000人がインフルエンザで亡くなっています。その脅威を考えると、今回のコロナウィルスによる感染者と死者はその程度以内に収まるのではと思います。

 

今、一番の問題は何かというと、国、行政機関の問題意識と、一般人の問題意識は分けて考える必要があるということです。国、行政は、一人の死者も出さないように努力するのが当然だと思います。

 

逆に、一般人は一人の死者も出さないような環境を作るためにはすべての社会活動を停止するしかないのですが、現実には、そういうわけにはいかないということです。

インフルエンザを考えれば理解できると思いますが、毎年3000人近くが亡くなっているのに、皆さん学校も行くし、仕事も行くし、イベントも行っています。今回も対応は同じことです。アメリカもインフルエンザが猛威を振るっていて、すでに13000人が亡くなっているとのことです。でも。以下同文です。

 

確かに、このウイルスのワクチンはまだできていません。そういう点では不安もありますが、インフルエンザでも、タミフルなどは熱を下げているだけで、直しているわけではありません。基本は自然治癒です。ですので、必要以上に恐れる必要はないということです。

 

 

 

その上で、対策として、今考えられるのは3つ。

1.健康な成人は通常通りの生活を行うなかで、手洗い、マスクをしっかり行い、移さない、移らないを心がける。ただ、これもマスクやアルコール消毒が店頭から消えて、必要な人が使えないのは問題です。手に入らない人は石鹸での手洗いです。

 

2.高齢者、既往症、(特に呼吸器系)の人は極力、外出や人との接触を控える。

 

3.子どもはできれば2週間程度の休みを取る。と言っても、一人で行かないのは難しいと思うので、学校は2週間休校。が望ましいですね。コロナウィルスに感染した場合、子ども自身はほとんど軽症で済んでいるそうです。が、子どもは集団で生活するときに、お互いの距離がかなり近いので、(子どもたちの教室での前後左右の距離は50センチ程度です。)インフルエンザなどは、教室内で、席の近い生徒が次々と感染します。一人が発症した場合、集団で感染する可能性はかなり高いです。したがって、子供が媒介者となって親や祖父母に移す可能性がかなり高いと言えます。

1.2は個別に対応できますが、3は個別に出来ないし、逆に言えば、公的機関がすぐに決定できることはこれです。民間のイベントの中止を促すような中途半端な対応をするくらいなら、これが一番効果が高いと思うのですが。政府関係、自治体の責任者の皆様、是非ご検討いただきたいと思います。

が、国、行政などの公的機関が、そういう判断をしないなら、成人と同様、手洗いとマスクを迎行する。しかないと思います。

 

 

その3点で、今回のコロナウィルスに対応するしかないし、そこから先の話は国や各行政機関にお任せするしかないと思います。繰り返しになりますが、年間3000人もの方が亡くなっているインフルエンザより以上に神経質になる必要はないと僕は考えています。もっと言えば、神経質になっても、やれることはほとんどありません。