渋谷・シアターコクーンで「佐倉義民傳」を観てきました
以前からずっと行きたかったのですが、なかなかチャンスがなく、コクーン歌舞伎初体験です。
いつもはお洒落な感じのコクーンのロビーは、お団子屋やさん、お煎餅屋さん、人形焼き屋さん等、色んなお店が出ていて、お祭りっぽい雰囲気です。
客席も、真ん中より前は座席が取り払われ、桟敷席になっています。
ふ~ん、そうなってるの、でした。
普段は、だめ
な客席の飲食も、
です。
「コクーン歌舞伎は、セットやしかけとか、スゴイことになってるよ」と、聞いていたのですが、今回は、セットはかなりシンプルな感じでした。
今回、農民たちがラップで語り部っぽい役割を果たしています。
正直、「ラップ
」状態でしたし、リズムに乗り切れていなくって、聞き取りにくい部分はありました。
「今回は、串田和美の演出っぽくない」等の意見もあったようです。
が、私には何がぽくて、何がぽくないか、全くわかりません
でも、最初は
だったラップも、農民のパワーやエネルギーがより伝わる手段なんだな、と納得できましたし、シンプルな作りの中に、力強さが伝わる演出だったのではないか、と思います。
セットは、農民を舞台にしているせいか、箱庭
のでかい版のような大きな木の枠が2つあり、その中に土が入っています。
その土の上で、演技が行われます。
他に、土の入っていない木枠もあり、舞台上で、入れ替わります。
家の中等は、その土が入っていない方の木枠というか、木の台の上で演じられます。
土の上の演技の際は、真っ白な足袋は、すぐに真っ黒に。
着物の裾も、土にまもれています。
「衣裳さん、手入れとか洗濯とか大変だろうな…」
と、観ながら入らぬ心配をしてしまう、貧乏性の私
お話は、真面目な暗く悲しい話です。
最後の最後、処刑のシーンは、あまりの悲しさに、涙がじわり
中村勘三郎さんの、存在感、そのパワーは本当にスゴイ
中村橋之助さんの、ひょうひょうとした感じも良かったわ
中村七之助さんの女形、可愛らしくキレイだったわ
中村扇雀さんの女房役、けな気感が満載だったわ
笹野高史さんは、出てきただけで雰囲気を変えられる人だわ
とにかく、とっても良かったです
最後、ものスゴク早い段階から、たちあがって拍手、いわゆるスタディングオベーションをしているお客さんがいました。
最終的には、かなりの人が立ち上がって拍手を。
スタンディングオベーションになる舞台って、結構あるのですが、なぜか違和感を感じた私。
「あれっ、歌舞伎ってスタンディングオベーションしてたっけ
」の疑問が湧いてしました。
一緒に観ていた友人にその質問をしたら「これは、コクーン歌舞伎で歌舞伎じゃないから、いいんじゃない」とのことで、なるほど、と思ったのですが…
そしたら、今週の週刊文春の林真理子さんのコラムに同じようなことが書かれていました。
コクーン歌舞伎のお客さんは、すぐにスタンディングオベーションをしてしまうようなゆるい客である。
ゆるい客が多い舞台はあまり見たくない…
的なことが書かれていました。
ふむふむ、やっぱり違和感あるんだ。
妙に納得しました。
芝居通、歌舞伎通の林さんにとっては、不快なことなんてせすね、きっと。
でもまぁ、考えたら、立つか、立たないか、それはその人の問題であり、それは気にしなくても良いのでしょうが…
私は、歌舞伎通でも何でもないので、その辺りにたいして「ゆるい」考えなのかもしれません。
コクーン歌舞伎は、普段歌舞伎を見ないような人が、たくさんお客さんで居てるんでしょうね。
歌舞伎ファンの裾野を広げる、という意味ももしかしたらあるのかもしれませんよね。
でも、林真理子さんが今回見られた際は、スタンディングオベーションがなかったようです。
なくて良かった、と書かれていました。
ええっ、そうなん
私の見た回は、スタンディングオベーションになってましたわ
私をはじめ、ゆるい客が多かったってことですね、多分

立ちあがり
拍手を贈る
ことにより
感動伝える
スタンディングオベーション
↑
昔は、そんなになかったけど、確かに最近は多いよなぁ。
今じゃ、海外より日本のほうが多い気がする…