今季の米球界は、17年世界一のアストロズの不正なサイン盗みに続く暗い問題に揺れている。大リーグ機構が本格調査に乗り出した、投手の粘着物質使用問題だ。従来の松ヤニや日焼け止めクリームなどにとどまらず、接着剤の使用も疑われている。回転数の異常な増加も見られ、今季の極端な「投高打低」と関連づける声もある。
そんな状況下、大谷が17号アーチを放った動画を添え、「野球を取り巻くネガティブな環境の中で、大谷、3人のジュニア、デグロムらの日々の偉業が、私たちを勇気づけてくれる」とツイートしたのはスポーツ専門局ESPNの看板記者ジェフ・パッサン氏だ。
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「3人のジュニア」とは、いずれも2世選手で18本塁打の22歳ゲレロ(ブルージェイズ)、23歳アクーニャ(ブレーブス)、17本の22歳タティス(パドレス)。キングを争う若きスターたちだ。18、19年サイ・ヤング賞の右腕デグロム(メッツ)は現在防御率が0.62。ボールが飛ぶようになった1920年代以降では最高の数字である、68年カージナルスのボブ・ギブソンによる防御率1.12の更新が期待されている。
大谷についてパッサン氏は、同じツイートで「いつも驚かされている。本塁打だけではなく42回1/3を投げて防御率2.76、60奪三振をマークしている」と称賛。他の4人と比べても二刀流・大谷の注目度の突出ぶりに疑いの余地はなく、米球界に明るい話題を提供し続けている。(笹田幸嗣通信員)