職場に相談する前に知っておきたい両立支援制度

 

~介護と仕事を両立するための第一歩~

日本では高齢化が進み、働きながら家族の介護を担う人が増えています。

突然の介護で「仕事を辞めるしかない」と思ってしまうケースもありますが、

そんなときに頼れるのが育児・介護休業法です。今回は、その中でも「介護」に関する制度をわかりやすく解説します。

 


■ 育児・介護休業法とは?

この法律は、仕事と家庭の両立を支援するために、休業や柔軟な働き方を企業に義務づけるものです。

介護を理由に退職する人を減らすため、企業は従業員が制度を利用しやすい環境を整える必要があります。

 

 

 

 


■ 介護休業の基本ポイント

  • 対象家族:配偶者、父母、子、祖父母、兄弟姉妹など
  • 取得可能日数:通算93日まで、3回まで分割取得可能
  • 利用できる場面:要介護状態になった家族の介護や看護が必要なとき
 

■ 休業だけじゃない!柔軟な働き方も

介護休業に加えて、以下のような働き方の選択肢があります

  • 短時間勤務制度
  • フレックスタイム制度
  • テレワークの導入

これらは、介護と仕事を両立するための重要な仕組みです。


■ なぜ知っておくべき?

「制度を知らなかったから退職した」という声は少なくありません。

介護離職は収入やキャリアの喪失だけでなく、精神的な負担も大きくなります。

一方、制度を活用すれば、収入の維持・キャリア継続・社会とのつながりが可能になります。

 


■ 職場に相談する前に準備したいこと

  1. 制度の概要を理解する
    介護休業の条件や手続き、給付金の有無を確認。
  2. 自分の状況を整理する
    介護に必要な時間、家族の状態、利用できるサービス。
  3. 会社の就業規則をチェック
    法定制度に加え、企業独自の支援策がある場合も。
  現在の介護スケジュールを踏まえて、「月に1~2回通院の付き添いのため、午前中に休みたい」
  「遠方の実家に月に1回変える必要があり、月曜日か金曜日を休みにして、3日間の休みを作りたい」
  「入所が決まるまで、出張を他の人に代わってほしい」など、具体的に調整してほしいことを考えておくことも必要です。
 

■ まとめ

介護は突然やってきます。だからこそ、「知っている」ことが最大の防御策です。職場に相談する前に、まず制度を理解し、自分の選択肢を広げましょう。