その3を載せたつもりでした...
先日、競技が異なるトレーナー(サッカー、野球、競泳)とジュニア育成の話をしていました。
練習プログラムをどのように作っていくか。
先日も書いたブログのように何を必須項目、優先項目と考えるか。
それを前提に、プログラムのバランスを考えていきます。
※テクニックやファンクショナル、パワーどれかが重要視しても他がいらないというような極端なことを言っているわけではないです,,,
では、何の練習を重視するのか?
その3、技術が一番大切?
ジュニア育成を語るには「スキャモン成長曲線」は避けて通れないパワーワードだよね(全員一致)。
神経が発達しやすい時期を裏付けるデータがあります。
そのデータをグラフにしたものをスキャモン成長曲線といいます。
ジュニア育成を話す上でこの話は欠かせないと思います。
今からはグラフを見ながらゴールデンエイジ論を話していきます。
ゴールデンエイジ理論
①プレG(6~8歳)
神経型一番が伸びる時期 様々な動作『量』を覚えるのに適している時期
②ゴールデンエイジ(8~12歳)
動作を完成させていく時期、発達のピークと言われています。
③ポストG(13歳~)
神経が発達をするピークが終わります。ここからは身体の発育が著しくなります。
動作を覚えていくのが難しくなったり、習得が遅くなると言われています。
※もちろん個人差あります。
小さい頃からいろんな運動をしているといいよ。
なんて耳にしたことがあると思いますが、このことです。
①〜③にあるように、8歳までに基本的な動作を学び、12歳までに高度な動作や専門的動作を身につけて始めるのがベストであります。
③になってから、①〜②を始めても、習得するのが遅くなるため、②までにどうにか最低限を解決しておきたいところです。
③にいるからと言って嘆く必要もないです。遅れていることを自覚して、行っていけば良いのです。
ということで
様々な動作を一番習得しやすい時期にどれだけの動作を覚えられるか。
この大切な時期に、動作を覚える練習、体を操作する練習をしないで
パワー強化、体力作りを選択することは、成長戦略としては正しくないかなと思います。
私は水泳のコーチだから、競泳のことはわかりますが、12歳までに学べる技術はまだまだ浅い。
その基礎技術ですら、かなりの時間を要します。
また、基礎技術でも、その前提の動作自体を取れない子が多いです。
動作が取れないなら、取れるようになるだけで技術力アップ、タイム短縮されますよね。
そして、高校生や大学生になった段階においてもその動作自体取れない子も少なくないです。
やったことがなければできませんよね,,,
サッカーのリフティングやってみてください。
と言われても
やったことがない人はおおよそ10回もできないかと思います。
なので、スポーツを取り組むにあたり何を重視するべきかと言われると。
神経が発達のピークを迎える12歳までは身体操作、技術練習に重きを置く選択肢しか採りえないと思います。
そのあとは、習得レベルによって優先順位は変わると思いますが、体が操作できていないことについては確実に見逃せないので...優先事項にはなりますね。
「頭の理解がついていけないんじゃないか?」
という親御さんの不安はあるかもしれませんが大丈夫です。
頭じゃなくて体(神経)で覚えていきます。
もちろん時間があれば、パワーや体力。全部やれば良いと思います。
少ない時間内で練習をすることが前提になるならば、筋トレや体幹は少しだけにして。
第一優先は身体操作練習や技術練習におくべきであります。
もちろん、パワーや体力、知識などが条件となる技術もありますが、そんなのは13歳以降に行えばいいのです。
例えば、うちのスクール。W-upを除けば
80%ぐらいが技術練習、ハードワークは20%ぐらいでしょうか。そんなにないかもしれません。
60分は必ず技術練習に時間をとりますが、それでも足りないと感じます。
水泳ってハードワークが多いから、長い時間行わないことの方が多いかと思います。
ドリルでやっていくなら、練習時間が多くなっていっても良いかもしれませんね。
具体的にどうすれば良いか。
・競泳においても、得意種目にこだわらず、様々な種目の練習をして技術獲得を狙う
・他のスポーツを行い、運動能力自体をあげる
・テクニック練習を重視する
ゴールデンエイジ理論には反対意見もあると聞いて調べてみました。
以下のようなことも言われているようです。
①子供はすぐに覚える(即座の法則)が基礎がないと結局できない
見たり聞いたりすれば覚えられる。
その一方で、運動経験によってその動作を共感をする能力がないといけません。
根本的な基礎がなければ、いくら成長する時期といえども神経も発達しにくい。
②忘れる(脳の可塑性)ものだ。
覚えても忘れちゃうから繰り返さないと意味がない。
etc
理論も技術も日進月歩です。
少なくとも、その進歩についていこうとする姿勢は持つべきだと思ってます。
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