水泳のレースに必要な要素を簡単に大きく分けるとこんな感じでしょう。

 

 

1、技術 テクニック

2、筋力 パワー

3、体力 タフネス

 

 

 

その中での永遠のテーマ。

 

 

 

 

「テクニックとパワーどちらが大切ですか?」

 

 

 

 

実は、現段階での水泳界における答えを出したデータがありました。

 

 

 

 

データが全て正しいとは言いませんがエビデンスがある方が現段階では正しいと言えそうです。

 

 

 

 

<海外の2010年論文>

 

 

◯研究テーマ

 

数値化した筋力と技術はどれほど競泳のパフォーマンスへの貢献度に影響があるか。

 

 

◯計測方法

 

パワー(F=平均抗力係数)と技術(Cd=能動的抗力係数)とのパフォーマンスへの比較

 

F=PACdV2乗/2

 

P=水密度

A=対象者の断面積

V=対象者と水の相対速度

 

・力はデータ量が大きいほど、推進力があることを示す。

・技術は数値が少ないほど、技術が高いことを示す

・Fの方程式には全ての要因が入っていることから、相対的な貢献度が判明する。

・Vは筑波大学の研究データによると、今日においては2乗ではなく3乗であるとされている。

・能動的抗力係数とは、動いている時にかかる抗力の数値を言う。

・Cd(技術)は泳法速度と反比例する Cdが0,1改善されると、0.2m/秒上昇する場合もある。

 

 

◯結果

 

・Cdの貢献度はFのおよそ倍と判明

・速さの違いは「技術」にあった

・筋力と体力で補えるケースも存在したが、かなりのレアケースであった

 (ex)出力300N、最大酸素摂取量70ml/kg/分

 

 

◯考察

 

 

技術の方がパワーに比べて、タイムに影響がありました。

 

 

↓青が技術、赤がパワー

 

上手に泳げてる人は、力で泳ぐ人に比べて2倍くらいの得をしてますよ。

 

 

 

ただ、これは水をかく力と抵抗値との比較なので、バタフライと平泳ぎの差が激しいというわけです。

 

 

 

①抵抗を減らすこと、②水をかく力を増やすことのどっちがタイムに影響があるか。

 

 

 

正解は①でした。

 

 

 

ということがわかるデータなので、そこはしっかりと認識してください。

 

 

 

技術を数値化するっていう意味では、果たして正しいのか?

 

 

 

現段階においては、これ以外で数値化できるものはないでしょうね,,,

 

 

 

 次回は...

 

 

その技術について、実は小学生高学年までが圧倒的に効率よく学べた?

 

 

 

と言う理論を書いていきたいと思います。

 

 

◯参考文献

1R.Havrick(2010)"Peformance level difference in swimming: Relatibve contribution of strength and technique,"

in-P-L kjendlie R.K.Stallman and  J.Cabri (eds),

Biomechanics and Medicine in Swimming XI .Oslo, Norway:

Norwegian School of Sports Science

 

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