僕は18歳で競泳選手生活を引退しました。
その後にコーチを始めまして、
18~24歳まではコーチはやっていたものの、
マスターズ初レースは2015年だと思っていましたが、
過去のデータをみたところ、100m背泳ぎは毎年出ていたので
マスターズのシーズンベストをまとめてみました。
それを踏まえて、これからの話をみていってください。
100m 背泳ぎ SB推移
2014年 1'02.0(マスターズベスト)
2015年 56.0 (前年度 6秒更新)
2016年 55.0(前年度 1秒更新)
2017年 53.92(前年度 1秒08更新)
2018年 53.34(前年度 0.58秒更新)
第5話、練習と課題
2014年においての練習は、体力面の改善を第一優先に考えました。
ひさびさに泳ぐとなると、25m泳いだだけで背中に三頭がパンパンになってました。アップも疲れちゃうから行わないでいったはずです。
力も全然なくなってしまいましたし、泳ぐ体力もない。
筋トレをしつつ、スイムも行い、泳ぐ体を作る必要がありました。
ただ、現実的には泳ぐプールが当時はなかったのです。
提携先のプールで泳いでもいいのですが、
学生時代はエンデュランススイマーだったので
エンデュランスするにしても、追い抜きにいかないとできないぞ。
仕事場で余計なことでもめたくないな。
と思っていましたので、泳ぐとしたら2ヶ月に1回くらいのペースで
東京体育館に行きました。
それ以外は、提携先にて筋トレのみ。
「陸で体を作る」という作業をしていたと思います。
その次に自分自身への指導をして技術面を基礎作り&アップデート と考えてました。
技術面は特に自分で生み出すものではなく、先人の知恵を借りていくものだと思うので
ガムシャラに泳ぐ意味もないことは織り込み済みでした。
2014年度前後においては自身の技術も指導力も今考えたら恐ろしく未熟だったと思います
それくらい、自身でやることに意味があると感じています。
この時、これから出せそうなタイムを計算したら
・短水路は55秒代は出ないけど56~57秒は出せる
・長水路は1'00秒を突破できる
と考えていました。
それ以上のタイムは想定できなかったです。
泳いでなかったので、スピードが上がっても後半の体力がない。
26秒で入っても、30秒かかるのが頭打ちである。
とわかってしまったからです。
そして、それを上回る選手がマスターズにいるとは思いもしませんでした...
イメージとしては
中学生レベルくらいまでに戻すのであれば、今までのルートを最短で辿るだけ。
それ以降は、今の体力や練習環境を考えると、未知数である。
何かの工夫がないとその先の道はない。
ここでは、まだまだ年齢区分別日本新記録には届くとは思いもしませんでした。
ホエールスイミング
森田 純一