先日、柿添さんと練習した際にGX4を試着して泳いできました。
※練習についてはTwitterに書いてあります。
今回は、GX4の試着感想を率直に遠慮せずに書きたいと思います。
また、ミズノ側が示す改良点に沿って書きます。
 
 
※前提として、僕はGX3も着たことがありますし持っています。普段のレースではasics、arenaカーボンエアーを選んで着ています。選んでいる理由としては、レース終盤までキックが入りやすい、水着自体の軽さを重視しているためです。
 
 
1.軽量化について
重さについてはGX3と3.2%未満の違いらしいのですが、前面部(前身頃)が1枚仕立てになったのでその点について持った感じは軽さを感じました。
2枚で水を吸い込んでる感じはもう出ないでしょうから、水に入った時には大きな差があるかもしれません。
それでも、カーボンエアーと比べるとかなり重い。
 
表面の仕立てについても水をかなり弾いてましたね。
新品なので、違いは正直よくわからない部分でした。
 
 
2.キックのサポート
 
 
①前面部が1枚と薄くなったこと、②大腿部への圧迫感がなくなったこと、③キックが打ちやすい形状になっていること。
この3点によりキックがかなり打ちやすくなった思います。
腸腰筋が固められてるような3の時に感じた嫌な感覚はなくなりました。
特に股関節の屈曲動作や外転動作がやりやすくなりました。
ブレのキックやタッチターン、ドルフィンキックで足が動かしやすいような印象です。
また、後面部は同じ素材感なので臀部ハムは動かしにくいのは同じです。拮抗筋部分が薄くなってもその反対側が固められてるなら変わらないのではないかなと思っていましたが、そんなことがないのが不思議です。
大腿部への圧迫感はなくなったような印象で、jakedやアリーナはむしろそこが良い点かな。と思っています。
僕にとっては、圧迫感はなくさないで欲しいところ。
4はGXを着ている感がない。そんな感じ。
バック以外のアップキックは以前と変わらない動作になるような感覚です。
 
3との比較をすると、3の方が一発一発の強さは出ると思います。実際にどうかはわかりませんが3は動的解析手法で一番良いバランスを出したと言ってましたからね。
 
 
 
50mや短水路のレースの時は3の方が良い。という方はいるかもしれません。
一方で4の方が足が先にへばるってことについては解消されるはずです。
なので、長水路や中距離以上ならこちらなのかな。と。
それなら、GXを選ぶ意味はあるのか?という疑問は残ります。
今回の改良で一番喜ぶのは契約でミズノしか選べない人だと思います。
スイミング単位、学校単位で契約してる若い選手にとっては良い改良点だったのかな。と思います。
一方で、GX3ファンなら今回のはかたいモデルもしくはGX3を選ぶのではないかな。と。
私が試したのは柔らかいモデルでした。アリーナを着ている側からすると、全然良い改良点でしたし、アリーナの新作次第ではGXもありだな。と感じました。
 
3.浮力について
腰をぐっと締め付けるような骨盤矯正については、変わらずあります。
ですが、3に対してその面積が狭くなりました。
フラットスイムを実現しようとする部分が3の方が多いはず。
そのため、3と4を同日に着比べたわけではないので明確ではありませんが、3の方がきっと浮かぶはず。
それでも、他社の既存水着と比べると浮く。
なので、問題はないレベルと感じました。
 
 
4.まとめ
改良点として、大きな変化を感じたのはサポートキックの部分です。
そこについては、賛否が分かれるのかもしれません。
股関節の動作について、屈曲外転動作が苦手な人にとっては朗報!と思います。
僕ならGXだけで比較するなら4を選ぶ。
と言い切れます。
 
 
そんなところでしょうか。
 
その他で言えば
サイズ感が少し小さくなった気がしました。
自分がでかくなっちゃったのかな笑
また、薄くなりましたので雑に脱ぐジュニアには破かないよう注意が必要です。
 
他社も2019年に新たなモデルを販売する予定ですし、水着市場は目が離せません。
個人的にきになるのはやはりアリーナです。最新作も自信作なよう。
また試着するチャンスがあれば、レビューを書きたいと思います。