1.スポーツの夢と現実
スポーツの世界は夢があるのですが、本当に厳しい世界だな..
と改めて思うこの頃。
最近、大会で良い結果が出て喜んでいる友人に聞きました。
周りからはお祝いの言葉をもらってました。
僕は、結果が出ていないことについて非常に危機感を感じつつ練習に取り組んでる姿を見ていました。
実際はどうなの?
と聞いたところ
本音は、首の皮一枚でつながった...
ここでダメならみんな去っていったかもしれません。
というような話をしてました。
アスリートだけではないかもしれませんが、
結果が出なかったらスーっとみんないなくなっちゃいます。
スポンサーだけではないです。
よくわからない知人はもちろん、協力してくれる人、コーチやスタッフ、そして友人も。
若いアスリートにとっては理解することが難しいかもしれませんが...
何をするにしても周りの人に支えられてる。
ということをしっかりと覚えててほしいです。
きれいなことを言っているわけではありません。
結果が出てる時には嫌なくらい集まってくるものです。
金目当ての友人から、成功してる人(成績の良い選手)と関わりたいって思う人も多いはずです。
その時に、お世話になってる人、大切にすべき人が誰かを見極めないといけませんし、様々な人間関係を軽視してはいけません。
常に謙虚になって、一人では生きていけないということを心に刻んでおいてほしいです。
僕にもそう当てはまると思ってます。
生徒さんがいることは非常にありがたいことだし、協力してくれるスタッフや仲間、
常にどうしたらよくなるか次の一手を考えようと心がけています。
生徒からも
もう一度教えてください。
と頭を下げられたこともあります。
自分ならできたかな。今の自分にもできるかな。
と考え直すきっかけにもなりました。
2.現実を生き抜くためには...
結果を出すことが大切な一方で
結果を認めてもらう人であることも大切。
わかりやすくいうと応援してくれる人の人数や規模です。
そのためには、その人の結果を認めたいと周りに思うような人柄である必要があります。
スポーツの成績がすごいから素晴らしい人間か。
僕はそう思いません。
スポーツがすごいのに生活ができない。
という人もそのようなタイプの一人なのかもしれません。
逆に、成績はイマイチだけどスポンサーがついていたり、周りから認められてる人、応援されてる人っていますよね。
夢が大きければ大きいほど
結果を出すことが必要であり
応援してもらえる人が多くなるような人であること。
を意識していかなければなりません。
上辺だけでは決してダメです。
年齢を重ねれば重ねるほど、夢に近づきますが
スポーツを続けることが難しくなります。
その際に、今まで築き上げた人間性がアスリート生命を左右すると思います。
なので...
何かのスポーツをやってるいる子を待つ
親御さんは私生活面から見守ってあげてください。
結果を出すことにだけとらわれないようにしてください。
3.現実をどのように伝えるか...
よく聞かれるので書いておきますが...
うちの子才能ありますか?
※才能があるかどうか=現実
スポーツって才能の有無じゃないと思ってます。
結果だけが大切なわけじゃないですし。
それにその子の才能を見極めるのがコーチです。
僕のコーチ経験上JO出場クラスは才能の有無は関係ありません。
なぜならば、全国から各年齢のトップ30に入れれば出られるわけです。
会場にいけばわかりますが、もう少し減らしてもいいんじゃないかってって思うくらい天才と思われる子が大量にいます。
才能があったから出られたわけではなく、出場に見合う正しい努力をしたからです。
何かに少しだけ優れているからといってテングになるのはおかしい。
と誰が兜の尾を締めないといけません。
現実的には、スポーツに優れているだけでは生きていけないということも間接的にでも伝える必要があります。
なので...
僕は生徒が結果を出すために尽力しますが
結果を出すためなら何をやってもいい。
結果を出す人が素晴らしい。
と思ってませんし、
スポーツを通して何を学ぶか。
という方が重要だと思ってます。
水泳で活躍すると成功する=夢
夢は人間性が大切であることが抜けていること=現実
プロセスが大切と言われるは
そこらへんにあるのかもしれません。
4.最後に...
3連休で全国各地から様々なスイマーがお越し頂き
非常にうれしく思ってます。
もちろん来て頂く距離ではないです。
才能の有無で差別もしません。
努力を共にし、成功を祝ったり、悔しい思いを共有できる関係であること
つまり、信頼関係の構築ができること。
を重要視してます。
熱意とやる気がある人に少しでもサポートできるようにがんばります。