まぁこんさんと話したことについて、
パドル用途の私見をちょっとだけ書きたいと思います。


うちの教え子には、4段階でパドルを紹介します。

第1段階 ストロークメーカー 青、赤
第2段階 フィンガーパドル、
第3段階 なし
第4段階 用途別

まずは、今回は必要性と第1段階について。

なお、一段階目についてはフリーのみということを前提にしてます。
他の種目でやることは、ほぼないです。
特種目でストロークメーカーを多用することは、僕の感覚からすると、
怪我のリスクが高まるのでありえないと考えてます。

1.パドルの必要性

2000mを超える練習を行い始めると、
泳ぐことに必死になって、水中動作が雑になって水の感覚がなくなってきます。
また、ジュニアは水の感覚を自覚をできるほどの能力を求めることは難しいと思います。

2.第1段階 ストロークメーカー 青

そこで、手のひらサイズのパドルを使わせて

水は押すんじゃない。

水の感覚をとらえて水を引いて、体を動かすのが競泳だ。

と再確認させるために使うものと考えてます。

水って、粒で集合体なので、当然バラバラになります。
水は押せば、渋谷のスクランブル交差点で人混みを通り抜けるように、スカッとぬけていきます。

集合体にするためには、丁寧に集める必要があります。

また、水を引いてきた際にからだの軸がブレていないかどうかも確認して
青色パドルの水感に十分に対応できるようになりましたら、青色パドルを卒業です。

青がサイズ的に小さいようであると
パドルを掴む子がでてきます。
それは意味がないので、そのようなタイプではあれば赤色で対応します。

また、
1年くらい使いましたら手首のゴムは卒業することを勧めます。
そうすると、水の感覚をとらえやすくなりますし
フィンガーパドルへの入れ替えがスムーズにいくからです。
最初のうちからやってしまうとパドルがガンガン外れます。
丁寧に泳げることが前提になるので、慣れてから外すことを勧めます。

なお、私の学生時代には緑や黄色を使っていましたが、
他の泳法には使えないので、不要に感じます。

第1段階についてはこんなものでしょうか。