こちらについても特徴があります。

この点について、滑らかさの秘訣があるのではないかと思います。

他の選手と比べると、プルの力に頼っていない泳ぎ方になります。

それがわかる画像がこちら。

アウトスイープを大きく広げているが、水面の近くをなでるように水を集め、

インスイープする前の段階から、肘を曲げて引いてしまい、

リカバリーを速くすることを心掛けているようです。

また、キャッチに力を入れすぎないことによって、

姿勢が崩れてしまうことを防いでいるのではないかと思います。

また、インスイープを親指からスカーリングに近く形でカットし

リカバリーを水の上から下に向けて、肘を中心に動かしているのがわかります。

この際に、足が立ちすぎてしまうということも伴う、リスクのある泳ぎ方ではないかと思います。

つまり、調子のよし悪しに影響を受けるというような繊細な技術のいる泳ぎ方かと思います。

ただ、このような泳ぎ方は、小学生の女子でもできるようになりますし、

それができると、全国レベルで闘うことができるようになる泳法だと思います。

技術が低いというわけではありません。

立石選手は、ストロークについては肘を中心に動かし、また、水面の近くで動かすことによって

パワー効率の良い、繊細な泳法を体現し、ストリームラインをキープする力を磨くことによって

ストローク数を減らしつつ

ロンドンでメダリストになったのかと思います。

今や競泳選手としては、ベテランに位置づけられますが、今だ現役選手として、活躍をしているのが納得できますね。