腹部の悪性黒色腫手術から1年余。


その間に、2人目の子どもを妊娠出産しました。

出産予定日が手術日のぴったり1年後の日という偶然。この1年は今までで最大級の激動。


先日、ようやく術後1年の経過観察へ。

今回も手術痕の視診&触診。検査はなし。

妊娠中、お腹が大きくなるのに合わせて引き伸ばされた手術痕に、テープを処方してもらいました。


1年前の手術が、遠い昔のことのよう。

がんのことを考えて不安になる日は減ったけれど、時々、体の中で静かに変化が起こっていたら...と想像してしまって胸がざわざわします。


ここ1年の変化といえば。

病院初診時の問診票にある手術歴や病歴に、悪性黒色腫と記すようになりました。

この文字を書くたびにじわりと実感する。

そして、診察で必ず聞かれる。

がんになった、この事実はずっと変わらないんだなあと考えてしまいます。


とはいえ、あやしいほくろに気づいて、あの時期に受診できたのは本当に幸運でした。

診断と手術を受けないまま妊娠出産していたら、きっともっと進行していたはず。


人生何が起こるかわからない。

そう思うと、少しおおらかな気持ちになれる気がします。


次回の経過観察は半年後。

穏やかに過ごせますように。