映画や本など、見たり読んだり聞いたりしたものの感想

映画や本など、見たり読んだり聞いたりしたものの感想

原稿用紙一枚(400字)程度で、さまざまな感想をもくもくと書くブログ

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本格英国貴族恋愛漫画『エマ』で大ブレイクした森薫、
待望の新作漫画。

果たして英国の次に何を持ってくるのか、
非常に興味津々だったが、
何と中央アジアの民族を舞台としたもの。

舞台はがらりと変えたものの、
部族間恋愛(もう結婚しちゃっているけど)ものという事で
テーマ的には『エマ』に通ずるものを感じる。
八歳の年齢差(姉さん女房)を超えた愛情を
押し付けがましくなく、さりげなく、さりとて堂々と
可愛げに上品に(今のところ)明るく
謳いあげるのは相変わらず。
森薫の持つ繊細でありかつ力強い絵柄が
中央アジアという舞台に見事にマッチしていて、
とても清々しい。

本筋とは関係ないが、
ヒロイン・アミルに追われ
必死にその矢から逃げようとする兎の力強さ、
調度類の木彫り文様の美しさが、妙に印象に残った。

この作者、あとがきを読むたびに
「本当に漫画描きを楽しんでいるんだなぁ」と感じる。
そこも魅力の一つ。

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映画『沈まぬ太陽』を見る。
日航ジャンボ墜落事件を背景に
「会社とは何か」「企業再生とは何か」を鋭く問う作品。

長い。とにかく長い。2時間×10分休憩×2時間。
まぁ面白かったからよかったが、スケールがでかくて疲れた……。
日本もこれだけスケールのでかい作品ができるんだなぁと感心。

体育館に遺族を集めてその前で一列に並び
土下座する社員たちを見てなぜか涙腺が緩む。
会社側から見た遺族とのやり取りって
あんまり取り上げられたことのない題材だったので興味深かった。
そっちをメインテーマにした映画が一本ぐらいあってもいいかも。

主人公もライバルも脇役も
どいつもこいつもとにかくぶれず
自分の信念に従ってまっしぐらに突き進む。
多少人間離れしていて違和感を感じたものの、
まぁこういった骨太な作品にはこの位がちょうどいいんだろうなぁ。

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