「生きものとは何か?」を読んだ感想を書いていこうと思います。

 

・第2章に出てくる「生物は続くもの」

 

―要約ー

現在、知られているだけで190万種類の生き物が存在している。

そしてそれらは共通点を持っている。(例:細胞を持っているなど)

これらの特徴は、「すべての種類の生物がそれぞれ獲得していった」というより、「今いる生物たちは共通の祖先の子孫である」と考えるほうが自然である。

そうだとすると、38億年もの間、生物は途絶えることなくずっと続いてきたことになる。

氷河期の到来や隕石の衝突などの生物の危機をも回避し、生物は”続いてきた”のである。

このように続くためには進化が必要である。

子どもを作る際に親の遺伝子情報が伝えられるため、親とよく似ながら、しかしある程度多様性を持つ子を作る。

これは、親と全く同じ子供を作るより、ある程度違う子供を作ることによって、その種類の生物が種として生き続ける確率を上げるためである。

(たとえば、人間において、親が食べられない食べ物を食べることが出来る子供が生まれることがあり、これにより親よりも多い種類の栄養素を取り込むことができるため、生存確率が上がる。)

 

そして一般的に言われている子供の数を増やすことが生物にとって至高の価値だと考え方について、筆者はどんどん増えていった結果、限られた資源を食いつぶして絶滅するしかなくなってしまういう。

よって「ずっと続くことが生物にとっての至高の価値」だと考えている。

 

―感想ー

僕は2章を読んで、今までの生物に関しての価値観が大きく変化しました。

虫、鳥、魚、そして人間に至るまで多種多様な生物は共通の祖先をもち、それぞれが種として”続くため”に進化をし、今の形となって生きていると考えると、なにかロマンを感じてしまいます。

たまに自分が生きている意味をぼんやりと考えるときがありますが、”続いていくこと”が生物にとって至高の価値であるならば、今生きているということ自体が190万種類の生物にとって価値を生み出していると捉えることが出来ると感じました。

また、「子孫を残す」ことが、「続いていく」こととはイコールではないという意見に感動しました。

このように読書を通じて知識を得て、ブログを見てくれる方、友人や将来の子供に伝えていくことも一つの「続く」になるのではないかと思いました。

 

ほかの章の僕が面白いと思った意見はまた近いうちに書こうと思います。長々とご覧いただきありがとうございました。