息子が8ヶ月くらいのときに誤飲しかけたもの。


それは、ダイニングチェアの脚の下に貼り付けていた、フェルト状の滑りをよくするやつ(床が傷つかないようにするやつ)でした。


朝、息子と二人でリビングで過ごしていたとき。
ミルクを作るか何かでちょっと目を離したら。

もちろん、誤飲するような小さなものは息子の手の届くところには一切置いていないつもりでした。


ふと、息子がやけに静かなことに気付く。
赤ちゃんって、静かなときほど何かイタズラに熱中してるときなので怖いですよね。

嫌な予感がして息子を見ると、目に涙を溜めて、…エッグ…オエッ…と息が苦しそう。
顔色も悪い。泣きたいのに、泣けない、そんな感じ。

焦って口の中を見ると何か入っている。
最初は何か全然分からなかったけど、よく見たら前述したものでした。

確かに粘着力が弱まってきていて何回か貼り直しているところはあったけど、まさか、でした。


どうしよう…とパニックになりつつ、とりあえず寝室にいた夫を呼ぶ。

私が指を入れて取り出そうとするも、ものが薄いシール状であるため取り出せない。
(後で分かりましたが、無理に取ろうとすると逆に異物を口の奥に押し込んでしまう可能性があるとのことで要注意です)


万が一飲み込んで窒息など手遅れになるのは絶対に避けたいので、この時点で119番に電話して救急車を呼びました。


切電後すぐに、「離乳食用のスプーンならとれるかも」と思いつき、やってみたら無事に異物をとりだすことができました。


ものの10分弱の出来事でしたが、生きた心地がしなくて、怖くて、苦しそうな息子に申し訳なくて…。
今でも思い出すとぞっとします。


その後、再度119番に電話して救急車の要請を取り下げてもらいました。
電話口で、この後赤ちゃんの様子を見てもし不安なところがあれば病院に行ってください、とアドバイスをもらいました。
(幸い、息子は異物を取り出したあとは何も異常なくいつも通りでした)


この出来事があってから、まず、椅子の脚につけていたシールは全て撤去。
代わりに、靴下のようにカバーをつけるタイプにしました。

そして、母子手帳の副読本から誤飲したときの対処法のページ(異物を吐き出させる方法や心肺蘇生法が載っている部分)をカラーコピー。

いつでも見えるように、ダイニングテーブルのビニールカバーの下と、母子手帳ポーチの中に入れています。


娘も現在、何でも口に入れたい時期。
息子のおもちゃが一番危ないので、息子に協力してもらいつつ安全に気を配っています。