それはとても小さく、小さく、小さく、
ぶつかったら壊れてしまいそうなんだ。
だけど、君は歌い続けるんだ。
ふわりふわりとただよって
少しずつ少しずつ見えなくなって
消えたかのようで
まだそこにある
ふわりふわりとさまよって
時々どこかにぶつかって
だからこそ形を変えて
まだそこにある
だからきっと届いている
胸の奥の大切な宝箱の中でも
時々開いてみる古いアルバムの中でも
それはとても弱く、弱く、弱く、
じっとしているとくじけてしまいそうなんだ
だから、君は歌い続けるんだ。
ふわりふわりとただよって
時々どこかにぶつかって
少しずつ形を変えて
そしていつか、
君もきっと想像していなかったような
キレイな花が咲いて
さあ、次は君の番。
新しい大地で
大きな花を咲かせるでしょう。
いつの日か、きっと。