<一流の定義>
今日はある顔だけ知っている人に、何故か通りすがりにチケットをもらい、世界のギターのシェア40%をしめるというギターメーカー(株)フジゲンの会長、横内祐一郎氏の講演を聞かせてもらうことになった。
横内さんは83歳。
経験されたこと、生き様を言葉だけで、ドラマのように伝えて下さった。
語り口調は長野の田舎の出身ということもあり、素朴でどちらかというとぼくとつとしたようなお話のされ方なのだが、私は最初から話しにひきこまれて90分ほどのお話の中、数度泣いてしまった。
横内さんは情報ではなく、その時に自分が感じた気持ちを伝えてくださる。だからその気持ちをこちらも同じように感じて泣いてしまうのだ。
お母様に頼まれて断れなくて嫌々百姓になった気持ち、12年間農業をやって牛を3頭売ったお金で会社をつくった時の気持ち、英語も全くできないのに、単身でギターを持って渡米した時の気持ち、英語ができなくてギターが売れなくて公園で泣いた時の気持ち、現地の人にたすけてもらって自信をつけた気持ち、苦労の末に半年かけて20万ドルの契約をとって日本に電話したときの気持ち、全てが臨場感をもって伝わってくる。
そんな横内さんが仰っていた「一流」の定義。
「一流」とは「目に見えないものを追い求めること」「見えないものを大切にすること」「見えないものを表そうとすること」。「大勢の人に見えないものを与えていくこと」。
そういう考え方で、そういう仕事をすることが、一流の仕事だ、と。
横内さんは、世界一を超えるとみえてくるものがある、と仰った。
それを太陽と月に例えて。
「太陽」のように明るく、暖かく、みんなを励まして、夢と勇気を与えられる人。
「月」のように、腐っているときに、そばにいて、悲しい心を許してくれて、抱きしめてくれる人。
そばを通るとそれだけでポカポカするような人。
世界一を超えて、太陽と月の両面を持つ、そういう人間になっていくことが、大切だと感じている、と。私は83歳だが、そういう大切な見えないものを、これからの若い人たちに伝える力くらいはまだ残っている。残りの人生をそう過ごしたい、と仰られた。
私は心から感動した。
太陽でも月でも優しい。
とにかく優しさを大切にして、この方は生きてこられたのだなぁと思った。
きっと誰よりも真面目にコツコツとした努力をされてきたに違いないのに、それを堅苦しくなく、気さくに、楽しく、誰の心にも伝わるように、一生懸命気持ちをこめて、伝えてくださった。
会場の舞台から降りるとき、足がお悪いようで、杖をついてフラフラしながら歩き、ところどころ止まっては、会場に笑顔で何度も手を振られる様子を見ていると、「よくもまぁ、こんな足で長野から東京まで出てきてくださったもんだなぁ。」と感謝の気持ちで心が熱くなった。
こういう明るくて楽しくて、素直で、笑顔とエネルギーに溢れる、83歳を目指したい!と強く思った。
横内さんのようなすばらしい人格には今日明日になれるもんじゃないが、少なくとも、心を動かされる尊敬できる年配者にお会いすることができ、「理想の自分」、つまり「自分の目標」をさらに高めるすばらしい機会をいただき、本当にありがたかった。
この「学び」をできるだけたくさんの人たちと共有すべく、明日からの仕事に活かしたい。
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