リハ職は、病院以外でも働ける時代 | 輪違弘樹

輪違弘樹

26歳で起業した理学療法士の独り言です。
墨田区で歩行訓練重視のリハビリデイサービスとセラピスト育成事業を主に行っています。


古い固定概念のもとに生きているのがリハビリテーション従事者の特徴であると思う。
これは、いい意味でも悪い意味でもある。

学生などと話すとかなり偏った考え方をしていて選択肢が病院しかない。
もちろん最初は、病院という選択肢は間違っていないが終身雇用が崩壊しつつある世の中ではかなり危険な考え方をしている。

だいたい2~3年で病院を辞める療法士も多いのも現実である。
先日、都内の回復期リハに就職した1年目の子と飲む機会があったが、入職して4ヵ月で、なんと4~5名の先輩が退職しているという。

合っていなかったなら無理に働く必要はないが明らかに早い退職というか離職率が半端なく高い。

いわゆる新卒で入職して定年までずっと病院で働く療法士なんてほとんどいないのが現実だと思う。というかそういう世の中になっていくだろうというのは容易に想像がつく。

まずは、何年か病院で働き次に行くというライフスタイルは浸透していくしそもそも中途半端に経験んを重ねた療法士は扱いにくいというのも事実だと思う。

診療報酬に差がないのだから下手にコストがかかる療法士を一人雇うより給料の安い新人を2人雇った方が経営的にいいのは少し考えればわかる。

次の就職先から引く手あまたで誘われる療法士ならいいがそんな療法士は、3%もいないだろうね。毎年10,000人以上の療法士の出現はいきなり終わることはない世の中。

学生のうちから少し視野を広くしていく必要はある。
一昔前はほとんどが病院勤務だった時代から少しずつではあるが企業で働いたり、起業する人がいたら多種多様になりつつある。

学生というアドバンテージを最大限活用し、学校の先生以外のリアルな現場で働く療法士の話しを聞いた方がいい。

また、海外で活躍している療法士もいる。
これからグローバルな時代にどんどんなっていく中、日本のリハビリテーションサービスを海外に輸入するのはとてもニーズがある。

海外で働く療法士のインタビューはこちらから


海外で活躍してる療法士はいます。もっと視野を広げる必要はありますね。