本格的な格差社会は近い 第1章 | 輪違弘樹

輪違弘樹

26歳で起業した理学療法士の独り言です。
墨田区で歩行訓練重視のリハビリデイサービスとセラピスト育成事業を主に行っています。


リハビリテーションの世界は、新しい世界の構造が作られつつあります。


リハビリテーションの世界は、その時に合ったブームがあります。

それを勝手に「リハビリブーム」と呼びたいと思います。


特に、国の情勢によりさまざまな「リハビリブーム」がでます。


なぜかというと、医療介護の分野は、国民の税金により成り立つシステムだからです。

国の景気は医療介護と密接に関わってきます。

だから経済学を知ることが必要です。


今の日本で起きていることを簡単にまとめると、


巨大な企業が安全だという時代は、崩壊しつつあります。

1970年代位がピークの考えです。

では、これからはどうなるのか?

まず国単位の考えは終わり。

Appleの会社は、アメリカにありますがiPhoneを作ってるのは中国の会社です。

詳しくは、僕を見つけたときに聞いてください。

さて、続きます!

今までの世の中から新しい時代の幕開けが始まるのです。


ヨーロッパで起きた産業革命で電気やエンジンが発明され、それによってさまざまな巨大企業が生まれました。経済が成長し、たくさんの国民が企業に雇われた人たちが豊かになっていく良い循環です。


会社のために一生懸命働いていれば定年まで安泰でした。退職金は何千万単位で支給されあとは老後を孫と楽しむことに使えました。そして今より平均寿命も短かったためお金の心配は無かったんです。


※厚労省の平均寿命の年次推移をみればわかります。


こうした場の上に、民主主義という世界観が確立していました。

20世紀は、民主主義の国でした。



しかし、この20世紀のシステムは衰えつつあります。

政府に対する不満が高まり、貧困におちいる人が増え、格差も広がってきています。


20世紀は、高齢者や子どもが少なく、働き盛りの大人人口が非常に多い時代でした。

そりゃ高度経済成長が起きるのも当然です。


何もなかった時代に働き盛りの大人がたくさんいれば当然です。


こういうボーナス的な人口は、各国で1回は来るそうです。

しかし、そのボーナスは日本では終了しました。


今では、世界第一位の長寿国です。



18歳以下から定年を迎えた社会というのは、労働力は低下します。

今は、医療の発展により寿命がかなり延びました。


そもそも少子化が経済の低迷だという方がいますが、子どもがたくさん増えても

労働人口ではありません。今年生まれたら労働人口になる18歳まで18年かかります。


こう考えるとからくりがわかる人はわかります。


人が企業のために一生懸命働き生産を増やせば、企業が力をつけものを輸出することで、国の力が強くなっていく。そうするとみんながハッピーでいられるからこそ、民主主義が成り立つんです。


しかし、今はモノが溢れています。電気屋に行って家電を選ぶのも種類が多すぎて選ぶのに迷います。

そうなると価格競争の世界に突入です。いかに安く提供するかです。


安く売るためには、その他のコストを下げなければいけません。

Appleは、だから中国でiPhoneを作るんです。人件費が安いから。

一番手っ取り早いのは人件費を削る。東南アジアの方たちに仕事を依頼すれば日本人より安い人件費で作れます。何名かの優秀な社員が現地に行って指導する。


最近乗ったタクシーの運転手が興味深いことを言っていました。

昔、中東に石油を掘る監督の仕事の依頼があったそうです。当時貰っていた給料の4倍。

任期は3年だったそうです。


しかし、行かなかったそうです。それで今はタクシー運転手。運転手の方はあの時に中東に現場監督に行っていればと後悔しているそうです。代わりに行った仲間は、大成功。今では海外で優雅に暮らしているんだよ。と話していました。


少し話しは脱線しましたが、

ごく一部の優秀な人材は仕事はありますが、その他の人は仕事は無くなりつつあります。

これぞ格差社会です。


続く。。。。