脳卒中リハビリテーションの運動療法 in大阪 | 輪違弘樹

輪違弘樹

26歳で起業した理学療法士の独り言です。
墨田区で歩行訓練重視のリハビリデイサービスとセラピスト育成事業を主に行っています。

こんばんは。


今日は、7月7日(日) 大阪で行うセミナー連絡です。


体軸理論を応用した運動療法 ~脳卒中リハビリテーション~

日本は、昔から脳卒中の多い国でした。
今では死亡原因の第3位ですが、昭和26年から昭和55年の間は、日本の死因のトップ。
現在は、第3位となっています。

≪では、なぜ? 3位になったのか、、、≫

医療の進歩です。“脳卒中の機能障害で悩んでいる”患者様、利用者様はたくさんいます。
厚生労働省の調べでは、総患者数は137万人もいます。

今後、医療の発展で脳卒中後遺症により悩人はたくさん増えます。

また、食生活の変化や世の中が便利になることにより生活習慣病に罹患する方は増え続けることが予測できます。

脳卒中になる方が増える環境で、医療の発展により死亡者数が減少しているということは、後遺症に悩む方が増えるということです。

そこで、私たちリハビリテーション従事者の必要性が今後増していくでしょう。

しかし、従来のベルトコンベア方式のリハビリテーションではなく、個別的にあった運動療法を提供していくことが必須です。

今から順を追って説明していきます。

運動療法が学習です。そして様々な学習を統合して【上達】していきます。

実はこの「上達」には理論が存在します。
患者様が「リハビリ」をするとき、そのリハビリの到達点、目標、ゴールが設定されます。
これがリハビリではSTGやLTGと言われる部分です。


問題1:適切なゴールを設定出来ない場合、どのようなことが起こるのか?

・今の患者様の状態から目標となる患者様の状態までが遠すぎて、促通したい動きが出せない。
・過剰な努力を要する。
・最悪、患者様のやる気がなくなる。モチベーションの低下。

この時に「最短で最良の道」つまり「軸」のように真っ直ぐに目標へ到達する事が望ましいと思いませんか?
この時に必要なのが「体軸」理論というわけです。
これは「上達」理論でもあったのです。これがあれば上記のような失敗はありえません。

問題2:リハビリメニューの難易度(運動強度)の設定は適切か?

例えば、
ある一つの筋肉を促通させたいとします。
運動の方法としてはごくごく単純で、関節を曲げたり伸ばしたりすれば良いだけです。
しかし、この筋肉が患者様にとってマックスパワー必要なのでしょうか?
関節を曲げ伸ばしが出来るぎりぎりの重錘を使うリハビリが最適な難易度(運動強度)と
言えるでしょうか?

さらにこの運動を行う際の「意識状態」で、あの複雑な「歩行」をするときに、
今鍛えている筋肉が適材適所でその能力が発揮されるでしょうか?

おそらく答えは「NO」です。

理想は、その筋肉を必要とする動作に、的確なタイミングで最小限の努力で動作に導入することが
望ましいのではないでしょうか。

問題3:そもそも、単一筋のみに対する運動だけで良いのか?

全ての動きに必要な筋が相互関係を築きながら的確なタイミングと量で発揮され、
患者様の生活場面と同じ「意識状態」のまま勝手に発動されると言うことが「究極」
の状態であると言えます。
重要な筋とは以下の筋です。

1)大腰筋
2)横隔膜
3)骨盤底筋などのインナーユニット
4)前方への推進力に必要なハムストリングスなど。

実際に「体軸」が通るラインは、上記の筋の起始停止を貫きます。
起始側と停止側が同時に伸張又は収縮させる事で「究極」の状態が作り出せます。

また、この「体軸」の意識が身体を貫通しているため、勝手に筋収縮が発動し、
患者様の場面場面で必要な「意識状態」を作り出す余裕が出来ます。

【プログラム】

キーワード:軸、意識、上達

・運動療法の基礎:上達とはどういうことか?

・上達に必要な「軸」とは何か?

・「意識」の科学とは?:体性感覚から紐解く運動療法

・運動に必須な大腰筋、ハムストリングス、横隔膜、骨盤底筋などのインナーマッスルを
同時かつ必要最小限に促通する方法。

これらを駆使した臥位での運動療法1:寝返り起き上がり
これらを駆使した坐位での運動療法2:坐位、立ち上がり

*科学者花節徹氏によって高いエビデンスが確立されつつあります。

受講者の声

今まで単発の筋のみにアプローチしていたり、目標のずれが起きてしまったりと悩むことが多くあったけど、
今回体軸について学んで重要性を強く感じたので、患者さんに活かしていきたいと思う。
(作業療法士 2年目)

治療する際に着目するポイントが明確になり、自分だけでなく患者様にも分かってもらうことが大切だと
実感しました。
(理学療法士 1年目)

関係主義という考え方を初めて知りました。体軸について深く考える機会を持つことが出来て良かったです。
実技が多く、実際の臨床でぜひ応用してみたいと思いました。
(理学療法士 6年目)

【日時】

2013年7月7日(日)
13:00-17:00

【場所】

大阪市内施設

【対象】

理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、鍼灸師、柔道整復師、トレーナー等

リハビリテーションにかかわる方々

今後セラピストを目指されている方、学生等

【定員】

40名

※定員に達し次第、申し込みを締め切らせていただきます。

【販売価格】

12,000円

本:コアステップ棒で踏むだけダイエットをプレゼント
※コアステップ棒は体軸を作る為に必須なツールです。

【持ち物】

大きめのバスタオル(ヨガマットが望ましい)
動きやすい服装
筆記用具



【講師】



◎輪違弘樹

(株)エバーウォーク 代表取締役

(社)ホリスティックヘルスケア協会 企画委員会委員長

体軸リハビリテーション講師

医進学園グループ 理学療法士・作業療法士国家試験対策講座 主任講師

みんなの輪~未来リハ研究会~ 会長

理学療法士

呼吸療法認定士

健康予防管理専門士

住環境福祉コーディネーター

TLテクニック HB150

経絡ヨガインストラクター

解剖生理学・運動学に基づく原理原則をベースとし、脳科学、東洋医学、エネルギー医学理論を駆使し、

全身統合を図り、症状の根本の原因へアプローチしている。

自身が会長を務めるリハビリ関係勉強会は全国各地からの集客に成功し、毎回満員御礼。

以前勤めていた病院では、脳卒中急性期プロトコールを作成。

栄養サポートチームや糖尿病チームで脳卒中予防に従事していた。

その他に呼吸リハビリ特設外来を創設。リハビリテーション収益以外に年間2000万円の収益を計上。

現在は、歩行訓練特化型デイサービスを運営し、次世代のリハビリテーションを模索している。



<過去メディア出演>


・平成23年12月18日(日)BS-TBS 「肺の生活習慣病って何? 増え続けるCOPDとは?」出演


・平成24年5月5日(土)BS朝日「鳥越俊太郎 医療の現場!高齢者のぜんそく」出演


・平成24年7月30日(月)毎日新聞 朝刊 コツコツ健老塾 取材記事掲載

・平成24年9月8日(日)BS-TBS 「なるほど! ホームドクター」出


お申込み方法↓


http://taijiku.jp/7%e6%9c%887%e6%97%a5%e3%80%80%e5%a4%a7%e9%98%aa%e3%80%80%e4%bd%93%e8%bb%b8%e7%90%86%e8%ab%96%e3%82%92%e5%bf%9c%e7%94%a8%e3%81%97%e3%81%9f%e8%84%b3%e5%8d%92%e4%b8%ad%e3%83%aa%e3%83%8f%e3%83%93%e3%83%aa/