2018年5月23日。
いよいよ退院。
なんだかいつも以上に早く目が覚めて
白々と夜明けに向かう街のようすをなんとはなしに眺めていた。
髄膜腫の手術が決まり、検査入院、体調不良により手術延期、そしてやっと手術、、、。
それらは無事終わり、とりあえずは今日でひと区切り。
普通の暮らしに戻るんだ、戻れるんだ、あの水色の看板のコンビニにも行けるんだ、、、なんて少し感傷的になりながら、オレンジ色に染まる空を見上げる。
朝食を食べるともうすることがなくなり、早々に着替え荷物を片付けていると、、、ゴツン！痛いっ！
手術した部分を思い切り壁にぶつけてしまった！！
なんともないよね？頭蓋骨大丈夫だよね？？
コワイよコワイよ、これから気をつけなくちゃヤバイよ
相方がやってきたので、主治医から手術後の経過等の説明を受けにいつもの別室へ。
腫瘍は全摘、脳との癒着はほとんどなく、出血も少なく、術後のCTでも特に問題なし。
経過は順調とのこと。
私は金属アレルギーなので、チタンではなく時間と共に骨と同化するアレルギー対応のものを使いましたからね、と。
腫瘍の病理結果は検査に出してから1ヶ月くらいかかるので
次回の検診時に教えてくださるそう。
術後から起きた左指3本の鈍さや痺れ。
すこしずつ快復してはいるものの、まだまだ指の動きは鈍く症状が続いている。
これについては経過観察で。
引き続きメチコバールを服用とのこと。
あとは､少しずつ、無理せず、体調に気をつけて過ごしてください。
髪のカラーも2ヶ月くらい経ったら大丈夫です、と。
「他に聞きたいことはないですか？何でも聞いてください」
いつも主治医はにこやかにそう言ってくださるので
「実はさっき、患部を壁にガツンとぶつけちゃったんですけど、、大丈夫なんですか？？」と恐る恐る聞いてみる。
すると主治医は
「はははは。ちょっとぶつけたくらいなら大丈夫ですよ。
でも、例えば事故とか、大きな衝撃を受けたら、簡単にポコンと陥没しますよ」
なぁんて涼しい顔で言うので、なおのこと怖くなってしまう、、、、、
なにはともあれ、お世話になりました！！
先生、本当にありがとうございました！！
なんだか別れるのが寂しい、、（オイ 笑）
最後に看護師さんから、かかりつけ病院へのお手紙を渡してもらう。
入院時に預けたお薬手帳の履歴から調べたのだろう。
各医療機関宛に診療情報提供書在中と書かれキッチリ封をしたお手紙を数通いただく。
こんなに丁寧に、、ありがたや～！（でもこれって料金が生じるの？？笑）
相方が「車を玄関に回してくるから」と、荷物を持って駐車場へ行ってしまう。
まだフラフラ足元がおぼつかなくて不安なのに－！！と思いながらお会計へ。
診断書を郵送にしてもらうため、返信用の封筒に自宅の住所を書いてくださいと渡されるが、なぜだか住所を書き間違えて慌てる（頭が働かないっ！）
目がクラクラして上手く字がかけない（誰か書いて～
）
支払はもちろんクレジットカードで！
先に限度額認定証を渡していたのだけれど、それでも結構な金額をお支払い
（終身の医療保険のありがたみをしみじみ、、、、笑）
診療明細には手術で使用した薬剤など事細かに詳しく書かれている（A4で5枚！）
頭蓋骨のプレートの素材なども気になるので、あとでじっくり読んで調べよう。
病院を出て外の道を歩くも、体はフワフワ。
車中から流れる景色を見るだけで目がクラクラ。
途中、コンビニで買い物をしただけで、ものすごい疲労感。
ダメだ、目が疲れる、クラクラする、頭痛い、、。
なのに、家に着くと、想像以上の荒れ放題
「ゆっくりすれば～」なんて言われても気になって仕方ない。
結局、ノロノロ起き上がり、台所の洗いものをやっつけ、洗濯機を回し、掃除機をかける私。
洗濯物を干している私に相方がテレビを見ながらまたもや「ゆっくりすれば～」
いやいや、なんで「洗濯物干すよ」とか、手伝ってくれないのー（期待してもムダ）
ひととおり終えたらもうめまいがすごいし
患部がギュギューッと締め上げられるような痛さだし（ひょえ～）
晩ご飯はガストの宅配で勘弁、、、（バタンキュー
）
やっぱりまだ入院してたかったよ（トホホ）
明日からどうなることやら。
そうそう。
主治医からの説明時に見せていただいた術後頭部の画像。
「どうぞ」とプリントアウトしたものを渡されました。
それがこちら。
※ここからはちょっとビックリする画像かもしれないので、お気をつけ下さい！！
※見たくない方は、ここからは進まないでください！！
・・・・・・結構切ったんだね、、、、
（相方も後で 「あれを見せられて､正直ビビったわ、、」だって
）
うん。
正しく、頭上注意だね。
気をつけないと、、、陥没しちゃうね