ほんとは2.5ドルでいけるっぽいけど「Sold Out」なのでタイトルも5ドルにしといた
VPS
ちょこっとスクリプトを動かしたい、マルウェアをダウンロードしたい、自分用に便利なAPI作って起動しておきたい、などこまごまとしたことをするのに何か所かVPSあると便利なのだけど、国内格安VPS使ってもちょっと面白みもないので海外の格安VPSを使ってみたいというだけの話でございます。
Vultrのサイトは以下になります。
なぜVultr?
cheap VPS compare などと検索をして、いくつかの比較サイトを見た結果、LINODEやDigital Ocean、f(x) data cloud あたりが気になったところだけどVultrというサービスを使ってみることに。比較サイトのリンクをクリックして行くと$10のクレジットがつくよということだったのもあり。まあ大した理由はありやせん。
ユーザー登録
ユーザー登録・・・は割愛しますが、(1)メールアドレスとパスワードを入力してログイン状態へ、その後(2)クレジットカード情報を入力して登録、という流れですが、どうも同時にDeposit(先払い)で課金しておけるようだけど、上述の通り最初から紹介リンクからの登録のため$10つくということだったのでそこは$0にしました。ちなみにJCBも使えました。CISSPのAnnual Maintenance Fee(AMF)の支払いにJCBが使えず腹が立っていたところだったのでホッとしました。
ユーザー確認
クレジットカード情報の登録が終わると、新規インスタンスのデプロイ画面に飛びますがページ上部に「メールの確認しておいてね」とあるのでユーザー登録時のメールあてに来ているメールを確認します。あらかわいい。
メールアドレスの確認をうながされているさま。(HTMLメール)
この「Verify Your E-mail」をクリックすると、確認が完了してあらためて新規インスタンスのデプロイ画面に遷移します。HTMLメールは無効化しましょうとか馬鹿じゃないのっていうね。まあいいか。
新規インスタンスのデプロイ
デプロイできるインスタンスは3種類あるようです。
- Vultr Cloud Compute(VC2)
- Storage Instance
- Dedicated Instance
それぞれ名前の通り、仮想プライベートサーバー、ストレージ、専用サーバー、ということなのだと思いますが、ロケーション「Tokyo」だとStorage InstanceとDedicated Instanceは「Currently Sold Out」となっており選択できませんでした。Storage InstanceにいたってはどのLocationもSold Outだったので、いまのところ使いようがないようです。これは本当に売り切れなのかまだリソースが用意されていないのかよくわかりませんが、今回はVPSを使いたいだけだったのでVC2を選択していきます。
Storage InstanceはSold Outで選択できないさま。
Server Location
LocationはTokyoを選択。
せっかくならParisとかも面白そうだけどTokyoにしたらどんなところで稼働するのか見てみたいというのもあり、とりあえず。ほかのLocationは後で追加すればよい話だ。金ならある。
Server Type
サーバータイプはOSだけではなく独自にISOアップロードやISO Libraryなる変わったOSがならぶカテゴリー、はたまたApplicationというタブでは稼働させたいアプリケーションから選択することも可能。Docker、GitLab、OpenVPNあたり便利に使えちゃいそうだなと思いました。Minecraftなんかもある(笑)
色々なアプリケーション。
Windows OSはWindows Server 2012 R2かWindows Server 2016が選択可能。それぞれ$16/monかかるので、最小スペックで$26/monかかる。
やっぱりWindows Server動かすとなるとあまりお得感がないと思いきや、AWS計算機でWindows、t1.micro、40GBのSSD EBSをつけたところで$20中盤くらいにはなりそうなのでお手軽感をお金で買うとしたらかなりイイ線いってるのかもしれない。LocationがTokyoということを考えるとさらに。
CentOS7 + $5プランにしました!
Windows Serverも良いけどWindowsならAzure使いたいので、ここはひとつCentOS 7、Server Sizeは以下のスペックのフル稼働で月間$5のプランにしました。めんどくさくなってきたのでここからDeployまで一気に。
- 1 CPU (1 Core?)
- 25GB SSD
- 1024MB Memory
- 1000GB Bandwidth
選択したプラン。
DebianかUbuntuにしたいところだけど、別件でCentOSを使ったところシステム管理系ツールが知っているものとガラッと変わっていて面食らったので特訓も兼ねてということで。
残りは起動後の設定を少々含むのでこのあたりも自動化されてるのでしょうねというところ。特に気になったのが「DDoS Protection」。
DDoS Protectionは限られたロケーションで使用可能。
Tokyoの場合DDoS Protectionは有効にできないため他ロケーションにしようかと思いましたが、DDoS Protectionを有効にするためには$10/monの追加料金が必要になるようだったので今回は使わないことにしました。何かのサービスをOEMで使っているのかな?
4 Additional Featuresでは以下のオプションが選択できます。今回はすべて無効。
- Enable IPv6 … IPv6。これ無効化するの面倒。(誰かに怒られそう)
- Enable Private Network … プライベートネットワーク。グローバルIP持たせず内部サーバーとして動かせる感じでしょう。複数台で組む場合いいね!
- Enable Auto Backups ($1.00/mon) … 自動バックアップ。これ安いですねぇ。
- Enable DDoS Protection ($10/mon) … DDoS対策
5 Startup Script
これはインスタンス作成時の話?プロビジョニングだろうか。「Manage」とあるので同構成のサーバーを組む時等に使えるのでしょうね。今回は無効。
6 SSH Keys
これも「Manage」とあるのを見ればわかる通り、管理コンソールでSSHキーペアの管理ができ、どれを使う?という選択ができるみたい。 しかし今回はパスワード認証で。まあちゃんとしたのを設定すればそうそう破られませんよ。
サーバー管理画面に遷移。
Installing…と出るが、1分も経たないうちに「Manage」と出ます。Manageしてみます。
Manage。
帯域、CPU Usage、現在の課金額含めわりと細かく出ます。
rootのパスワードは勝手にランダム文字列で設定されてるようです。 でもわりとセキュアなパスワードなので安心。まあ大丈夫だよ。破られないよ。あとはServer Informationのその他タブを見ていくとわかりますが、気になったところはだいたい以下のようなところ。
- CPU、ディスク、ネットワークなどの状況は特に追加設定せずに、すぐ見れる
- グローバルIPアドレスおよび逆引き(グローバルIPアドレス.vultr.com)が自動的に決まっていて管理画面からわかる
- 「名前をつけてスナップショットをとる」のがワンクリック(数クリック?)でできる
- 自動バックアップの有効化もワンクリック(数クリック?)でできる
- DDOS対策はこのLocationではできないので不明だが管理画面からOn/Offできるようだ
ログインしてみた
Server Information画面にあるrootのパスワードの目玉アイコンをクリックして出てきたパスワードを使ってログインしてみました。
ふつうのCentOS7でした。そりゃそうだ。
さて。
アフィリエイト機能が面白いですね。
以下のリンクからVultr登録して$10課金するところまでいった人がいる場合、わたくしに$10入るしくみです。さあさあみなさん下記リンクからユーザー登録して課金することにより私が幸せ者になれます。
https://www.vultr.com/?ref=7272541 (私がじゃんじゃんクレジットを受け取るためのアフィリンク)
Vultr、画面がモダンな感じだし、VPSとしてはとてもシンプルだし最安値のプランはSold Outなんかになっちゃってるけどそれ以外は概ね使いやすいのではないでしょうかというところでした。
これから活用していく予定なので何か特筆事項あればまた書きたいと思います。
(特筆事項なければ淡々と使うのみ。)