観てきました、SPAC公演『白狐伝』。

ふじのくに せかい演劇祭の演目の一つです。

静岡市にある、駿府城公園で特設会場にて絶賛上演中です。

何年か前から、この特設会場での公演を行っていて、気になってはいたもののタイミング合わずで、ようやくの鑑賞です。

内容に合っているかのような、幻想的な空間でした。駿府城公園。

本当に白狐がいるんじゃないかと思ったよねー🦊



原作は岡倉天心の『THE WHITE FOX』

異類婚姻モノ!内容はどこかで見聞きしたお話でした。ファンタジー恋愛❤️

なんだけど、最後につーっと涙が流れ出たのよねえーん  コルハの想い・それを受けとった葛の葉の想い、これがねグワッときたのよね。。

狐と人間てのが、現代に起きている違和感に合っているようにもみえたのよねー。

正確・不正解は本来なくて、でも選択しなければならないから、どちらかが正解になって、どちらかが間違いになる。

この矛盾、、でもこれが生きるということ。

コルハをみていて改めて感じた。

救ったのに汚れたモノになってしまうコルハ、、それほどに相容れない世界なんだとも思ったね。

そこに踏み込むには、相当な覚悟と責任が必要なんだな。

適当に踏み込むから、収拾つかないところまでいくんだ。そこで気づいてもあとの祭、、、



今回のこの公演は、稽古最中に急逝された役者の方へ捧ぐものでもありました。

グワッときた最後の想いね、芝居を超えてその役者の方・出演されている皆さん・スタッフの皆さん、特設会場全体から感じたのです。。。





キツネよりタヌキ派なんだよな、、、