本日、長文になってしまいました。

無理な方はスルーをお願いします。



役者仲間の訃報が届きました。

あまりに衝撃で驚くよりも最上の言葉がほしいほどの感情になり、力が抜けてその場に倒れ込みました。

昨年から長期入院と知らせがあり、退院の目処はたっていないと。

とはいえ、戻ってくると信じて疑いませんでした。


参列しなければならない、、、

けれど、参列したくない。本当に行きたくない。

でも行かなければ、マジでシヌまで苦しむことになることも目に見えていました。

ワタシのモットー、"自分で確かめる" 。

この目で、自分の目で確かめるまでは信じない。

そのために行くんだ。

行きました。確かめに行きました。


会場の看板が目に入った時、急に足が重くなり赤信号の横断歩道が青に変わらなければいいと思いました。

爆発しそうな感情を必死に抑えながら会場入口へ着くと、そこにはご案内看板がありました。

知った名前がありました。

しばし、苦痛にも似た感情と何ともいえない思いで動けず。でも、中に入らないと確かめられないと何とか動き、受付へ行くと役者仲間が受付をしていました。


あぁあぁあぁ…

本当なんだ…

本当なんだ…


普段と変わりない感じで迎える受付の2人に、出た言葉は「本当なんだね…」でした。

ワタシは受付台に倒れそうになり、ぶつかりながら踏ん張りました。

ふらつきながら祭壇のある会場へ向かいます。

行きたくないと思いながら、でも確かめなければと。

開けた作りの会場入口へ着くと、奥さん(役者仲間の)が ワタシに気づき、声をかけてくれました。何年ぶりの再会です。

奥さんも演劇を一緒にやっていて、彼女は演者ではなくスタッフとして、劇団を彼を支えていました。彼と結婚後は演劇からは離れ、妻として母として彼を家庭を支えていました。

ワタシは奥さんに思いを伝え話ました。

今この場にいても信じられないこと。

起き上がってくるんじゃないかと思うと。

奥さんも同じでした。

泣きながら話してしまって、ワタシ以上に辛いであろう方の前で泣いて申し訳ないと思い、泣いてごめんと言うと「みんなが私よりも泣いてくれるから、(気持ちを)保っていられる」と。


奥さんと話をした後、席につきました。

祭壇にはよく知っている人の、彼の写真がありました。

お通夜が始まるまでスライドが流されました。

役者の彼と、夫・父の彼の写真が流れました。

そんなん見せんなよ❗️

スライドなんて作んなよ❗️

とめどなく涙が流れました。

スライドの最後に祭壇と同じ彼の写真と、『ありがとう』という言葉が記されていました。


ありがとうって…

ありがとうって…

こっちがこっちが、ありがとうだよ‼️


お通夜がおわり 人が途切れるのを待ち、彼に話をしに行きました。

いつも通りに伝えたいことをしっかり伝えました。いつも突っ込まれいたので、先にココツッコミいらないからね!ともちゃんと言って。

笑っていました、彼は。


行くまでは大変でしたが、行って良かったです。