一つの布地を完成するには時間も労力もかかるため手織り機で織られた伝統的な布地は必然的に高額になるわけですが、触り心地や織の表情は手に取って見てみるとさすがに職人技が素人目にも見て取れます!
先ずは、、、、
① 図案構成 →これは最も重要な工程の一つでもあり、伝統的な紋様に新しいデザインを取り入れながら描いていく。
② 紋意匠図 →織物の設計図にあたり、方眼用紙に図案を拡大し塗り分けをしていく。
※一見、簡単そうに感じるかもしれませんが、デザインの考案をするにあたり、色や模様・配置などについて新しい工夫を凝らすことなんですが、大変だと思います。
③ 紋 彫 →紋意匠図を基に縦33cm、横4.5cmほどの短冊型の紋紙にピアノ式紋彫機を使って、経糸の上げ下げを指令する穴あけをする。
※経糸の上げ下げ??模様によっては気が遠~くなるほどの穴開け作業なんです!これ間違えると模様が変わる。。。💦
④ 手 機 織 →手機でひたすら織っていくが、この時に箔糸を竹のへらで一本、一本、丁寧に手作業で織りこんでいく。
※手機で織る金襴織は、一日中どんなに頑張って作業してもたったの20cmほどしか織れないそうです。
↓ は手機で織ってる様子ですぅ。。。
https://www.youtube.com/watch?v=wMaJhPVOozQ
⑤ 仕上加工 →織り上がったものを蒸気の中を通して、独特の風合いをつけていく。
さすが、プロ
こうして各工程ごとに熟練の工芸士さんは分業しながら織物を仕上げていくわけですが、
どの工程も非常~に手間のかかりそうな感じです。。。
「鶴の恩返し」じゃぁあるまいし、、、ご存知の通り、今では機械化されていますが、糸の色を変えたりするのはやはり、人手なんです
やっぱり伝統工芸って凄い
すべての画像は、『西陣 岡本』さんのインスタから転用させてもらってます
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