Slow Life -13ページ目

Pizza





ナポリは、ピザ・マルゲリータ発祥の地。
ちょうどよい具合でお腹が空いていたので、
マルゲリータ、マルゲリータ、と呟きながら適当な店を探す。

ふと目に入ったCafe。ショーケースの中にピザが並んでいる。
でもこの店にはマルゲリータは置いていなかった。

気のいい店員が自慢気にピザを紹介してくれる。
どうやらここはオリジナルな創作系のピザを焼いているらしい。

マルゲリータを食べ損ねることに、ちょっぴりうしろ髪を引かれる思いだったけど。
店の雰囲気と、おすすめされたピザが何より美味しそうだったので。
ビールと共に軽いランチをとることにした。







ナスとトマトのピッツァ。

普段は薄くてカリカリなピザを好む私も、
ふわふわの軽いピザ生地に思わずう~んと唸ってしまったほどの一品。







Vedi Napoli e poi muori





ナポリを見てから死ね、とはあまりにも有名な言葉。
いつから心に残っていたのか、
ナポリへの抽象的な憧れは消えることがなく。
風光明媚なこの風景を、いつかこの瞳に映してみたいと焦がれていた。

風の音しか聞こえない、この場所で。
時間も我をも忘れて、しばしの間遠く霞む景色を眺め続ける。
心が満たされた瞬間でした。




Latte





旅も長くなってくると、なぜか決まってミルクが飲みたくなるのです。
MilkでもSoy Milkでも構わないのだけど。
この日はエスプレッソをお休みして、
芳ばしい香りの中あえてLatteを頼んだ。




カウンターのお姉さんはちょっぴり不思議そうな顔をしてから、
Si と言って笑った。
この暑いのに、わざわざホットミルクを頼むなんて。
ふつうは変な客だと思うよね。

だけど、出されたLatteのカップがあまりにもかわいくて。
そして、ふわっとした甘さが優しくて。
思わず嬉しくなって、忙しなく動くカウンターの彼女たちを、
ぼぅっと眺めていたのでした。