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それから2か月が経ちました。「あーいい家ってなかなかないよなー!」相変わらず日曜ごとにチラシを見ているものの中古の一軒家は半ばあきらめがちでした。そうあの❍光不動産のサクラ事件以来…私たち夫婦は不動産屋不信になっていました。カタにはめられて二束三文の家を強引に売りつけられるのではないか…と「でも、あの家もなかなかだったんじゃないの?」私はほんの少し、少しですがあの❍光不動産が最後に紹介してくれた家が気になっていないといえばウソでした。そんなとある日曜の昼下がりいつものように私たち家族は家内と赤ちゃんの3人で旧型のノアに乗り込み買い物に出かけました。日曜は車で買い出しにいくのが習慣でした。今日は、ちょっと足をのばしていつもよりも遠くのスーパーへ買い出しです。別に意図したわけでもなく何気に大通りを走っていると例の❍光不動産が紹介してくれたサクラ事件の一軒家の近くまで来ていることに気が付きました。「あの家… 誰か買ったかな?」「ちょっと回り道して見に行ってみようか?」家内も異論はなさそうなので例の一軒家を2か月ぶりに見に行くことにしました。購入はしませんでしたがまだ空き家なのか?それとも誰かが購入したのか?気になってしかたがない…そんな気分でした。そんなこんなで10分も走ると現場近くに到着しました。たしか…この辺…例の家は大通りにも近いので間違えることはありません。が、しかし…ん?なんだ?私たち一家はもうちょっとで現場を通り過ぎるところでした。なぜなら…あたりの風景が一変してしまっていたからなのです。あの一軒家は大通り沿いのイタリアンレストランの大きな駐車場に南側が面しておりすぐに分かるのですが、なんとそのレストランがないのです。影も形も…もちろん駐車場もありません。「…………!」(;゚□゚)そこに私たち家族が見た光景はあまりにもおぞましいものでした。あのおしゃれなイタリアンレストランや広々とした駐車場は跡形もなくそこは工事現場と化していたのでした。日曜なのに忙しそうに黄色の重機が土を掘り返していました。そうです…ハメられたのです。全てが○光不動産の作戦だったのです。例の家の裏手にあったイタリアンレストランが閉鎖されるのは既に○光不動産は知っていたのでした。そして…レストランが解体される前にあの家を売り切ってしまいたかったのです。なぜならあの光いっぱいの南側は別の新築一戸建て群の建築現場になっていたからです。「あ…あぶないところだったな。」私たち一家はまたしても家内に助けられたのでした。本当に買わなくてよかったのです。そして案の定、当の家は売れ残っており雨戸も閉められたままでした。そしてそれから数か月後…再び現場近くを仕事で通った私は気になってまたあの家を見に行ったのです。そこに私が見たものは…地獄の風景そのものでした。そう私たちがもうちょっとで買いそうになった、まさにあの家の南側のベランダに隙間5センチもなく隣接して新築の一戸建てがそびえたっていました。ご想像できますでしょうか?あの光一杯だった南側のベランダは重なり合うように建てられた新築一戸建てに完全に塞がれていました。こんなに接近して建てなくてもいいのに…と第三者ながらも痛切に感じるほどその新築物件はあの家を完膚なきまでに覆い尽くしていたのでした。「もし、もし購入していたら…」あまりの恐怖に鳥肌が立ちました。その後何十年もローンをかかえ昼間でも真っ暗に閉ざされたあの家のリビングで私たち家族は己の運命を呪いながら暮さねばならないそんな状況になりかかっていたのですから…ベランダの窓からは新しく建った新築一戸建ての暗い壁面の一部しか見えない…もはや誰も買い手がつくはすのない昼間でも真っ暗なその家に住み続けてローンを払い続けていく…人生…生き地獄です。そして…私がこうして記しているこの物語は全て真実です。現実に私たち家族が遭遇した紛れもない事実なのですから…中古の家を買うのはそれはそれは恐ろしいことなのです。現実に体験した者でなければ決して分かりません。何千万という物件を強引に決めさせる業者。価値が下がる前にどんな手を使ってでも売り切ろうとする業者。引っ掛かった者がバカだと言わんばかりの恐ろしい経験をしっかりと私たち家族は味わったのです。唯一の救いは家内のおかげで購入に至らなかったことです。もし購入していたら…今でもこうして書いていて鳥肌が立ってくるほどです。(おわり) マンション買う前に読むブログ ...