真っ暗な土の中
何年も過ごしながら
まだ見ぬ太陽の光を
蝉達は信じてる

辛さから逃げる事で
自分を騙しながら
生きることが幸せなら
僕らは居ない筈だと

伝えたい事があるから
君の住む町に来たよ
忘れないでほしいから
うるさく鳴いてみせるよ

打ちつける夕立の
拍手が鳴り止む頃
我先にと羽根を擦り
蝉達は唄う

伝えたい事があるから
君の住む町に来たよ
忘れないでほしいから
うるさく鳴いてみせるよ

打ちつける夕立の
拍手が鳴り止む頃
我先にと羽根を擦る
蝉達の様に

僕は唄う