セミナーが始まる前に インストラクターとして活動するにあたっての注意事項

 

 を レーナが読み上げた。

 

 彼女は 大勢の人前で 話をすることに抵抗があり、 その思考パターンに 働きかけ

 

 をして来、 その結果 ここに立っている、とジョッシュが言っていた。

 

 説明が終わると 早速 基礎セミナーが始まった。

 

 最初は、真剣になって聞いていたが、昨日、一昨日の寝不足が たたって、しばらく

 

 すると、何度もあくびをしてしまった。(しかも、一番い前!)

 

 

 しかし、セッション・タイムでは、さすがに シャキッ! となった。

 

 座学に戻ると それまでのヒーリング・エネルギーが沈静化して 何となく 寒さを

 

 感じた。   ゾクゾク ゾクゾク・・。 

 

 (何か 寒いなあ  寒いなあ....。) そう思って 何気なく 上を見ると、真上に

 

 エアコンの送風口が あった。

 

 (失敗した。変なところに 座った)と思ったが、後の祭だった。

 

 だんだん気分が悪くなって来て、講義を聞くどころでは なかった。

 

 昼休憩の時間になり、係の人に、もう少しエアコンの温度を上げてもらう様

 

 伝えたが、ジョッシュが暑がりで、レーナが輪をかけてさらに暑がりで、二人に

 

 合わせて、温度設定をしている、のだという。

 

 トイレに行き 鏡を覗き込むと、 顔面蒼白だった。(これは まずい)