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ワールドウォッチャーの『世界に喝!』

現中国在住、全世界を飛び回ってきた元商社マンが酔った勢いで物申す。偏屈斎!

  吾輩は藤沢周平のフアンでほぼ全作品を読んでいる。素晴らしいのは風景描写、言葉遣い、女性の描写、侍も町人も制約された立場の中での凛とした生き方、剣術の具体的な描写かな。97年一月に亡くなったが、フアンの一人として寂しい気がする。

昨夜「藤沢周平のすべて」と云う追悼文やら対談集の載った分厚い本を読んでいて驚いた。ここ登場する黒岩重吾、井上ひさし、城山三郎、吉村昭、中野孝次など、なんやら生き生きと周平を語っているがすでにみんな二千年代に鬼籍に入ってしまった。

 (これは上海博物館で撮ったもの)

「逝く者は斯くの如きか、昼夜を舎めず」論語にある文だが、身近に感じていた人たちが次々に亡くなってしまう。子供の頃、チャンバラ映画が流行っていたが、錦之助、橋蔵、歌右衛門もとっくにいなくなった。

これからは「七十にして心の欲する所に従って矩を踰えず」の生き方ができたらいいなと思うようになった。