それが望んだ形でなくても夢は叶う

気づかないうちに叶っているものなのかもしれない

 

学生時代、講義中に起業する絶対金持ちになってやるとかずっと考えていた。

就職難とか言われていて、キャリアデザインとか必死になって大学がやり始めていた頃のことである。

キャリアデザインの講義を受ける度に「お前に就職なんて無理だ」とか「お前より優れたやつはいくらでもいる」とか言われているような気がしたので。「ならば起業でもしようか」と思いついて、いろんな分野の講義に手を付けて発明したり設計したりしていた。

資金枯渇が原因でそれが実ることはなかったけども・・・

 

結局就活をし9社の面接を受け7社の内定をもらった。

キャリアデザインでだめと言われ(ているような気がしていただけ)コミュ障だし喋るの苦手だったけど自分のやってきたことや技能を見せたら内定もらえるだろうなとか適当なこと考えて就活してたけどこんな好成績とは思わなかった。

 

お祈りされた2社は交通網の遅延で遅刻したため受かる気すらしていなっかったけども・・・

 

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新卒で入った会社はもともと一族経営のところだった。

企業の情報なんて調べてなかったのでそんな情報すら知らなかったけども・・・

入社して興味を持ったのでいろいろ情報を探っていくと、社長の死去で内部抗争に発展しその末に子供たちが企業を分割して二つに分けたということだった。

しかし情勢が悪いほうについてしまいいろいろ面倒なことに巻き込まれていく私であった・・・

 

2代目?社長は極度のコミュ障なのだけど新入社員の女の子に片っ端からプロポーズをし降られて(退職)いた。

 

私は技術職での入社だったので最初の一年は先輩の仕事を盗むだけだろうなとか思っていたのだけども、人員足りないからと自社工場での作業やら、一人でとある大型機械を作れとか言われ「工作機械無いと作れないし」とか、「第一、専攻違うし」とかいろいろ考えながら設計図を手書きでつくり「さあ作るぞ!」ってなり10%くらいまでやったところで部署替えになりました。

費用対効果考えて別のものを作ったほうが利益出るよとか余計な事を日報で提出したのがまずかったのだと思うけど・・・

 

それからというもの、先にその部署に配属されていた同期に先輩面され、他の同期と「あいつの言動やばくね」とか「会社にニンニクの効いたカレーを弁当で持ってくるような奴なんてはぶろうぜ」とかいって彼の異常性に気が付いている皆が彼に対して雑な対応をしていた。

 

便宜上ここでは彼を田中君、上長を中村さんと、田中君担当製品を鉄くず、私の担当製品を肉としましょう。

 

しかしなぜか社長に気に入られていた彼は、どんどん仕事を任されていた。

彼も雑な人間で、「同じ技術職なのか?」とか「それでも院卒なのか」とか思えるほど実用試験とかに対して無知で見当違いな箇所の計測をしていたりで無価値な実験ばかりしていた。

見ていられなくなって試験方法とかいろいろアドバイスしてようやっと必要なデータがえられるようになっていた。

 

しかしOEMで導入予定の機械のモデル製品はとある欠陥を抱えていた。

最初に電源を入れた時点で私はそれに気づき指摘したが、「最初からそういうもの」だと「分野が違うお前に何がわかるの?」と言い放ち、彼は試験を続け当然報告もせずに勝手に生産にGOサインをだしていた。

そのとき、担当製品の実用試験と取説の作成をしながら出している製品の改善点やコスト削減案をひっそりノートに書きためていたのですが、今後出す予定の機械に関する内容についてのものも同じノートに記載していました。

 

手を差し伸べようとしたのが間違いだったと、彼には何を言ってもわかってもらえないと思い

上長に「今、田中さんが担当している【鉄くず】についてお伝えしたいことがあるのですが」と直談判しに行ったら「田中に言えと」突っぱねられてしまい、挙句「お前の担当は【肉】だろう。ほかのやつのことなんか見てないでそっちのほうを進めろ!」と怒鳴られてしまい、とりあえずそっちを集中して終わらせようとおもいました。

この時点で上長のあたりが強くなってきたのは、彼が「僕の実験にあいつがちょっかい出してくるんですけど」と歪曲させて社長に伝えたためで、なんとなく会社にも居づらくなっていました。

とりあえず担当製品分を終わらせて視察にいくというところまでこぎつけた私は、この会社を去る決意を胸に秘め、お世話になった人や同期にだけそのことを伝えました。

それと彼が担当している製品は絶対に売れない(物理的に)とも伝えました。

 

同時期に彼を潰す為の資料(時限爆弾)を作り始めていました。

これは私が辞めた後に発動する爆弾で、彼を迷惑に思っていた同期に有益な物をと休み時間を削り一生懸命作りました。

そして円満退社しようなんて思っていなかった私は事前に退職願を書き、机の中にしまっておきました。

 

僕は仕事をしているんだアピールをするために彼自身が勝手に始めた社内清掃運動を「今日は君がやってね」と事前に残業を強いられている私に押し付け定時に退社しました。

 

いつでもバックレ退社できるように準備を進めていた私は待ってましたと言わんばかりに最後の業務(爆弾の設置)を終えました。

 

自分のパソコンを開いたときに自分にメールを送るという当時配布されていたプログラムを応用して彼以外の社員と社長に一斉送信されるよう仕込んでおきました。

彼がいつも提出しているお遊び実験報告ノートには、油性マジックで

「一人を傷つけたら一人分の悲しみを、2人傷つけたら二人分の苦悩を、100人傷つけたら100人分の苦痛を味わえ」と表紙に厨二チックに記し、私はその会社から去った。

因みに私を厨二認定しそれを吹聴していたとも聞いていた。

彼のコミュニケーションは歪曲から始まるのかと最後の最後で気づきました。

 

 

 

メールの文面を記載いたしますと

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お疲れ様です。

先日まで【肉】を担当していた者です。

 

さて現在田中さんが担当し発売間近となっている【鉄くず】には重大欠陥が数か所ございます。

私は【鉄くず】の電源を入れた段階でその数か所の欠陥を担当者である田中さんにお伝えしたのですが聞く耳を持ってもらえず挙句に「分野違いのお前に何がわかるの」と罵倒もされました。

実験方法についてアドバイスをしたり改善点をお伝えしたりしたため彼のプライドを傷つけてしまったのは大変申し訳ないと思っております。

どうしても伝えねばと思い、上長である中村さんにも指摘箇所を伝えようといたしましたが、

「担当は田中なのだから【鉄くずは】田中に任せている。お前は【肉】のことだけ考えていればいい」と言われました。

該当の欠陥箇所については添付資料1をご確認ください。

添付されている資料2についてですが、今出ている製品のマイナーチェンジをお考えのようでしたらと思い失礼ながら、コストカット案と現行製品の改善点についてまとめたものを添付いたします。ご参考にならないかもしれませんがユーザー視点に立ってまとめ上げたものになりますので頭の片隅に置いておいていただければ幸いです

 

末筆ではございますが願わくば出荷されるまで担当したかったのですが、こんな形で退社せざるを得ないことをお許しください。

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社長殿へ

添付資料3についてですが時の人田中氏の素行調査報告書が入っております。

ぜひ一度ご覧ください。

田中氏の同期である○○女史へのちょっかい等、僭越ながら記載させていただきました。

セクハラで訴えられても仕方ないレベルの行動も起こしておりますので一度開いていただければ幸いです。

その他不快な思いをされている方々が複数おりますのでご指導いただければと思います。

以上よろしくお願いいたします。

 

採用していただきありがとうございました。

御社での貴重な体験を励みに新天地で頑張ってまいりたいと思います。

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そうして彼が勝手に発注した鉄くず1万台は 見事に鉄くずと化し指摘箇所と代替案によって作られた追加部品に必要な経費は給料からの天引きという形で全部部彼がおったらしい。あと禿たとかw

 

中村氏は責任を取らされ降格。もともと私のことを嫌っていたし、そういう扱いを受けていたので自業自得だろうとおもい、彼の家族とかに謝罪するとかそういう感情は浮かびませんでした。

ポスト中村のために1か月前から来ていた中途採用の人がスピード出世したとさ。

 

田中がいろんな異変に気付いたのは私が辞めてから1週間経った当たりらしく、周りがあわただしく動いていて『ちょっと鉄くず見せてくれる?』と聞かれ始めたあたりからだったらしい。

田中にはメールを送ってないし気付かないのも無理ないんだろうけど、私がいない理由については有給で旅行に行ってるとか言ってたらしい。

 

バックレ退社の形をとったから鬼電と鬼メール来てて2週間鳴りやまなかったけど、同期には事前に伝えてあったからありがとうだとか戻ってきてとか関係ないのもいろいろ来てました。

 

入社してから最初の三か月はものすごく楽しかったので田中さえいなければたぶん今でもこの会社にいただろうなーとか思ってます。

 

こうして私の復讐は終わった。

同時に職も失いしばらくは株で生活していましたとさ

めでたしめでたし

 

冒頭の夢の話は次回に続く・・・・