暑い夏も終盤に差し掛かり、
コオロギやトンボが秋の気配を
感じさせる季節となりました。
学生は夏の合宿を乗り越え、
新人戦やリーグ戦など大会が
始まる時期でもあります。
ここで、スポーツの秋と
いうことで、今回もスポーツ
選手に多いケガの1つ、
【肉離れ】について
まず筋肉の障害の種類として、
【自家筋力によるもの】と【筋肉に外力が
加わったもの】とがあります。
前者は、筋肉がロックした状態の
「こむら返り」、筋肉が引き離された時に
起きる「肉離れ」、「筋腱断裂」。
後者には直接外力が加わる
「筋挫傷」があります。
一般的に肉離れの発生機序として、
自らの拮抗筋の力または介達外力によって
筋肉が抵抗下に過伸展されて発症します。
多くは遠心性収縮によって
筋腱移行部で損傷します。
※つまり簡単に説明すると、
筋力とは伸ばされながら収縮し
ようとすると最大筋力が発生し、
強く収縮した筋肉がそのまま固まって
しまった状態が【こむら返り】。
その筋力に筋線維が負けた
時に【肉離れ】は起こります。
このような発生機序で肉離れが
最も起こりやすい部位は
ハムストリングスです。
筋バランスの影響が特に関係しやすく、
大腿前面の筋肉である大腿四頭筋と
後面の筋肉ハムストリングスのいわゆる
Q/H比が重要になってきます。
また疾走中の特に接地
前後に生じやすいのです。
発生要因としていくつかまとめてみると、
1、柔軟性の欠如、不適切なウォーミング
アップやストレッチの不足など
2、左右の筋力や拮抗筋のアンバランス
3、ランニングフォームの不良
4、不完全なリハビリテーションでの早期復帰など
また、ランニングフォームの不良として、
その動きの特徴もいくつかあります、
1、下腿の蹴りだしが大きく接地が遠い。
2、胴体の前傾が大きい。
3、接地中の膝の屈曲が深い
などいくつかあります。
重症度は損傷の断裂程度に
よりⅢ段階にわけられます。
それによりスポーツ復帰の
かかる期間が異なり、
不完全な状態での復帰が
再発へとつながります。
目安として
Ⅰ度は1~3週
Ⅱ度は4~8週
Ⅲ度は3カ月以上を要します。
ただ患部を治療するだけでなく、
フォームや体作りなども再発防止
のために行う必要があるのです。
これからのリーグ戦で長期間を見越して、
毎回ベストなコンディションで望むためにも
ケガには十分注意しなくてはいけません。