日本経済新聞 2015/1/30 13:15
厚生労働省が30日まとめた2014年12月の有効求人倍率(季節調整値)は1.15倍と、前月より0.03ポイント上がった。改善は3カ月連続で1992年3月以来、22年9カ月ぶりの高さだ。企業の求人が伸びている一方、就業が進んで新たに職を探す人が減っているため。総務省が同日まとめた完全失業率は3.4%と同0.1ポイント改善した。17年4カ月ぶりの低水準。
有効求人倍率は全国のハローワークで職を探す人1人に対して、企業から何件の求人があるかを示す。正社員の有効求人倍率は0.71倍と同0.02ポイント上がり、04年以降の最高を更新した。
ハローワークが12月に受け付けた新規求人数(原数値)は前年同月より5.6%増えた。宿泊・飲食サービス業や医療・福祉、教育で10%以上増えた。新たに職を探す人は4.7%減った。少ない求職者を多くの企業が奪い合う構図になっている。
総務省の労働力調査によると、就業者は6357万人と前年同月より38万人増えた。伸びの内訳は女性が27万人、男性が11万人。女性は40代後半~50代前半が大きく増えた。雇用者に占める非正規雇用の割合は38.0%で同0.5ポイント伸びた。