(前回の続き)
突然ですが、みなさんはコーヒーに入れる“Creap”という製品をご存知ですよね。粉状のクリームのやつです。さて、ここからがやっと本題です。ある日、妻がスーパーに出かけたところ、冷蔵庫などに貼るマグネットを配っていました。そして何とその中に、今や大ファンとなった沢田研二さんの顔が写っているマグネットがありました!!
妻は喜んでそれをもらいました。しかしよく見ると、沢田研二さんの顔の下に“Creap”と書いてありました。(写真参照) 若い方は、もはやご存知無いかも知れませんが、その当時、沢田研二さんはこの商品のイメージキャラクターだったのです。
実は“Creap”という英語はありません。しかし“Creep”という全く同じ発音の英語があります。一生役に立たないかも知れませんが、覚えておいて下さい。「ぞっとするような人、嫌らしいおじさん、スケベおじさん」という意味です。
妻はマグネットを見た瞬間に、その意味を連想して、自分の大好きな沢田研二さんに対する侮辱だと解釈して怒ってしまい、家に帰ってきてからも大騒ぎでした。お陰で私は大変な目に遭いました!
是非とも日本の会社には、製品のネーミングを考えるときに、英語を母国語としてよく分かる人にも見てもらいたいものです。我が家の平和のためにも!
ちなみに、このマグネットは現在我が家の貴重な家宝となっております。
余談になりますが、ニクソン大統領の二度目の選挙のときに、その選挙組織をThe Committee to Re-Elect the Presidentと名づけました。頭文字を取った省略がC.R.E.E.P.となり、かなり顰蹙を買いました。再選は果たしたものの、選挙戦に悪影響もあっただろうと思います。もう少し深く考えてネーミングしないとねぇ…。