近年、計画の問題によく知らない建築作品がぞろぞろ出て、やな感じ。と、思っている方も多いかと思います。でも、これには対処する方法があります。一発逆転模試第2回計画の解説等、掲示板などが大変参考になります。

 

自分なりの理解としては、次のようになります。

一見して新問、聞いたこともない作品が並んでる。という問題が出たとしても、投げやりになってはいけない。問題文をよく読むことだ。実は過去に数回出た事がある建築作品の記述である可能性がある。世田谷美術館、関西国立国会図書館、などなど、実は既知の作品である場合があるのだ。冒頭の名前だけ、知らない別の建築作品に変えてあるだけだ。

これは、要は、出題パターンの定番「すり替え」に注意せよ! ということかと思います。学科試験全般に渡って存在するものですね。過去問をしっかり勉強すれば合格点がとれる。ただし「とりこぼし」にはくれぐれも注意。という本質論につながる大切なところだと思います。

 

さて、構造の総復習をやっていて「すり替え」問題に出会いましたので、1つメモしておきます。

平成22年

「一般に、鉄筋コンクリート構造の柱部材の引張鉄筋が多いほど、曲げ耐力は大きくなり、靭性能は向上する。」

→ (誤)

「引張鉄筋」は「主筋」に戻し「帯筋」と入れ替える。で、いいと思います。(曲げ耐力、靭性能、両方が同じように向上するかどうかは要確認です)