お恥ずかしながら自分がやってしまった「とりこぼし」をブログに書いておこうと思います。

誤った枝を選んだ原因、理由が分かるように書いておいて、後で見直してみようと思います。

 

 

 

とりこぼしのメカニズム

 

(一発模試構造の問題、誤っている枝を選ぶ)

 

1。 ガスト影響係数Gfは、風の地面からの高さ的変動により建築物が揺れた場合に発生する最大の力を計算するための係数である。 

(心の声)→「この枝は、たぶん正しい。ガスト何とか係数って、風圧力を求めるときに使うやつだ。だいたい知ってる。たぶん正しい」

2。 正

3。 正

4。 多数のものが利用する自走式の駐車場において、誤操作による自動車の転落事故を防止するための装置等の構造は、250kNの衝撃力が作用した場合に、装置の部材の塑性変形等を考慮し、衝撃力を吸収できるようにする。

(心の声)→「よくわからん話だ。聞いた事もない。塑性変形を考慮とかって、ガードレールにそんな高尚な計算するのも変だ。1、2、3と明らかに正だったし、この枝が正だとヤバい。よくわからんが、これが誤ということにしよう、、、うーん、ちょっと心配だけど、しょうがない」


■正解は 1。 

■「風の地面からの高さ的変動」ではなく「風の時間的変動」

■字ずらは似てる。

■ガスト影響係数Gf の内容をクリアに理解していれば読んだ瞬間に「誤」と分かる。風の時間的変動を考慮する割り増し係数であるという認識が必須。

 

■半分の受験者が、1 を選べている。出来ないと「とりこぼし」となる。

 

■自分がなぜ、この問題をとりこぼしたのか? 

 

■やはり、学習の詰めが甘かったのが原因だと思われる。風圧力は、速度圧と風力経係数で計算する。速度圧は、高さ方向の分布を表す係数と基準速度で計算する。さらに細かく、平均風速の高さ方向を表す係数、ガスト影響係数などがある。都市化が極めて著しい区域だと、これらの係数が大きい、小さい、などある。

 

■この辺はクリアにしておかないとこんがらがる。そこを突かれたようだ。


■フィーリングでガスト影響係数を覚えている受験者をあぶり出すために、表面上似た字面で誤った内容を出してくる。このように出題者は仕掛けてくるのだ。

■そして、この枝を「正」と判断した受験者が、「誤」の枝として選べるように4。が用意されている。

■こうして「とりこぼし」が引き起こされるのだ。これは1つの典型的なパターンだと思われる。

■出題者は、そのメカニズムを熟知しているだろう。

■我々受験者は、しかし、このことを知っていても、同じミスを何度でも繰り返してしまう。

■理解は「クリア」に、もやもや理解していると「取りこぼし」を引き起こすぞ! 出題者は、それを分かって問題を作っているぞ!

 

■ということで、勘所を得た学習を心がけたいです。

以上